防犯/個人情報を守る

個人情報を漏らすな!不審電話を警戒せよ!(3ページ目)

ガス会社職員を名乗る人物からの不審な電話が都内で相次いでいます。不用意に個人情報を自分から漏らさない、油断しないための意識の再確認とすぐできる安全対策をお伝えします。

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

電話機の機能を活かす!

メモするだけでなく録音もしよう
メモするだけでなく録音もしよう
最近の家庭用留守番電話には、録音機能がついていることが多いものです。ボタン一つを押すだけで録音できるのですから、不審電話に対しては、すぐさま録音するように習慣づけましょう。録音できれば、録音した内容を家族で再確認したり、電話を受けた人自身が、電話の内容に不審な点がなかったかどうか確認するにも役立ちます。その音声情報をしかるべき機関に提出して、被害の防止に役立てることも可能になってきます。

また、「ナンバーディスプレー」を利用しておけば、かかってきた電話の番号を知ることができます。番号非通知でくる電話がかからないようにしておけば、それだけで、不審な電話を撃退することにもなります。本当に必要なら、留守番電話にメッセージを残してくれるはずです。常時、留守番電話にしておき、見覚えのない電話番号にはすぐに出ないようにするだけでも違います。

日頃、日中は自宅にいない夫や家族が、電話を取る人のことを考えて、こうした機能を積極的に使うように、電話機を替えたり、電話局にナンバーディスプレーの機能を追加してもらうように指示するなど、留守を守る人の安全、ひいては家族全員の安全のために労を惜しまないようにしたいものです。

わずかな費用で、不審な電話を受ける危険性を減らすことが出来るのですから、「安全経費は必要経費」と考えて、我が家の安全対策、危機管理体制を確かなものにしておきましょう。

今回のケースは、「ガス会社職員」を名乗っていましたが、警察官や銀行員などを名乗るケースもあります。ガイド記事暗証番号は死守せよ!ニセ電話に答えるな! を参考にしてください。

個人情報を守るということ

いまや、個人情報は命、お金、の次に大切なものです。電話一本で見知らぬ相手に個人情報を漏らしたりしないよう、また、日々の生活の中でも、不用意に個人情報を知らせたりしないように、やたらとアンケートに答えたり、ショップカードのためなどで気軽に氏名住所等を漏らさないようにしなくてはなりません。

他人は人の個人情報を守ってはくれないものです。子どもが電話で同級生の氏名住所等を言わされたりするような事例もあります。自分自身が、家族全員が、家族と個人の情報を大切に扱うことが必要なのです。


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