ストーカー/心理と対策プチ講座Vol.4
ストーカー行為は犯罪!
「ストーカー行為規制法」が2000年に制定・施行されています。
「つきまとい・待ち伏せ・押しかけ」
「監視していると告げる行為」
「面会・交際の要求」
「乱暴な言動」
「しつこい無言電話・ファクシミリの送付」
「汚物などの送付」
「名誉を傷つける」
「性的羞恥心の侵害」
以上のような行為を同一の人物に対して繰り返し行うことを「ストーカー行為」と規定しています。
このケースの男も、この中のいくつかの項目に該当する行為が見られるほか、「恐喝」も、犯罪行為です。
「ストーカー行為」を受けたら、自宅の最寄りの警察署の「ストーカー対策室」に相談しましょう。
詳しくは拙著「これで撃退!ストーカー最強対処術」をご覧下さい。
親子の信頼関係が子どもの身を守る!
「わかっているつもり」だけでは、ある日突然、思いもよらぬ事態に愕然とさせられるかもしれません。「以心伝心(考えていることが、言葉を使わないでも互いにわかること)」は理想でも、親子といえども別個の人格。会話などのコミュニケーションがなければ、理解は深まりません。「大丈夫」というのは、本当に大丈夫であることを確認して初めて「大丈夫」と言えるものです。確認もせずに思いこんでいるだけでは、危険ではないでしょうか。「まさかウチの子が」「ウチの子がそんなことするわけない」とただ何となくそう思いたいというのと、とことん会話をして親子で理解し合って確信するのとでは、まったく違います。
子どもも大人も忙しい…。だからといって、親子のコミュニケーションを怠っていると、そのつけは意外と大きなものかもしれません。
いくつになっても、いくつであっても、子どもは子ども。親は最後のよりどころです。万が一の際は、広い心で受け止めてあげる覚悟をしておきましょう。いざというときの対応の仕方で、子どもの心を傷つけたり、決定的に距離を置くことになるか、救いとなって立ち直ることができるようになるのか違ってきます。子どもと相対することは、自分が親として試されることでもあるのです。
「ストーカー/心理と対策プチ講座Vol.1」~ストーカーと被害者のタイプ
「ストーカー/心理と対策プチ講座Vol.2」~会話におけるタイプ別対策
「ストーカー/心理と対策プチ講座Vol.3」~個人情報の管理について
も合わせてご覧下さい。
【連載第1回】出会い系サイト~少女の誤算
【連載第2回】出会い系サイト~男の手練
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【連載第4回】出会い系サイト~男の執念
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