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ITエンジニアになるための基礎スキル(1)(2ページ目)

今回は、クイズ形式でITエンジニアになるための基礎的スキルをご説明してます。ぜひご覧楽ください。

執筆者:坂田 岳史


クイズの答え


■クイズ1の答え
情報の最小単位は何でしょうか?
答えは、「bit(ビット)」です。よく8ビットとか16ビットという言葉を聞くと思いますが、このビットとは情報の最小単位なのです。それでは、1ビットはどのくらいの情報量があるでしょうか?答えは、0と1の2つです。コインを投げて表が出るか裏がでるかを考えると答えは、表か裏のどちらかです。つまり、2つのうち1つしか答えがないのです。つまり、コインを投げてどちらの面がでるかという情報は、1ビットなのです。

■クイズ2の答え
飛行機事故が起きたというニュースと街の中で交通事故があったというニュースでは、どちらが情報量が多いでしょうか。
答えは、「飛行機事故が起こったと言うニュース」です。情報量とは発生確率が低いほど多くなります。つまり、交通事故は頻繁に起こりますが、飛行機事故はめったに起こりません。ですので、飛行機事故の方が情報量が多くなります。

■クイズ3の答え
2進数で表した数字「0110」を、左に1桁移動すると「1100」になりますが、これは移動する前の何倍になっているでしょうか?
例えば10進数の「10」を1つ左にシフトすると「100」になりもとの数字の10倍になります。2進数の場合は左に1つシフトすると2倍になります。
「0110(6)」→「1100(12)」コンピュータの内部で2倍する掛け算はこのように桁を1つ左にずらす計算をしているのです。

■クイズその4の答え
1バイトで表すことができる数字は、いくつでしょうか?
一般に1バイトとは8ビットのことです。8ビットでは、00000000から11111111までの数字を表すことができます。1111111は10進数では255です。
ですので、8ビットでは0~255の256の数字を表すことができます。
よく8ビットCPUとか32ビットCPUという言葉を聞きますが、8ビットCPUの場合は一度に256までの数字を計算することができるのです。もちろん、16ビットCPUならその倍の数字を同時に処理できるため計算速度が速くなるのです。

何問正解しましたか?全問正解の方は、ITエンジニアになるための基本スキルがあると言ってもいいでしょう。あまり回答できなかった方は、できなかった分野を再度複数してくださいね。
さて、今回はITエンジニアに必要な情報理論や2進数の説明をしました。ITエンジニアになるためには、それぞれの職種で特有なスキルが必要ですが、このような基礎的な知識もしっかりつけてくださいね。

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