前回のガイド記事では、「情報処理技術者試験について」をお送りしました。試験の概要は理解頂けたと思います。一方、試験の種類が多くどの試験を受ければいいのか分からないという方もおられるでしょう。そのような方のために今回は、これからIT技術者になる方のために、どの資格から取ればいいかをご説明します(同試験は21年度から改定されますが、今回は改訂前の試験で説明します)。

最初は基本技術者から

itkeiei
目標を持って経験をつんでいこう!
情報処理技術者試験は14の試験区分がありますが、全て順番に取得するというわけではなく、それぞれの職種に応じて取得することが一般的です。もちろん全ての資格をとることもいいでしょうが、現実には難しいでしょう。IT系技術者は、若いときはプログラマから出発し、SEへとスキルアップし、最終的にIT系コンサル、プロジェクトマネージャ、システム監査人などへステップアップします。これからIT技術者を目指す方は、今の段階で最終的な職種を考えることは難しいでしょうから、まずはコンピュータやソフトウェアの基礎的な知識をしっかりつけることが必要です。その意味からまずは、基本情報処理技術者を目指しましょう。基本情報処理技術者は、同試験では入門的な資格です。しかし、コンピュータの原理やソフトウェア開発に関わる知識が出題され、そう簡単ではありません。逆に、資格を取得することにより、将来の礎ができます。まずは基礎をしっかりと固めることから初めてください。

基本情報処理技術者の概要

ソフトウェア開発技術者でステップアップ

プログラマはプログラムを作る職種ですが、プログラマにも単にプログラムを作る作業から、プログラムを設計する仕事があります。また、大きなプログラマになると1人でなく数人で開発することもあります。最初は、部分的なプログラムを作っていても、だんだんスキルが上がってくると大きなプログラムを作ったり、設計したりします。基本情報処理技術者は、プログラムの初級的な資格ですが、スキルが上がってくると、次に、ソフトウェア開発技術者に挑戦しましょう。ソフトウェア開発技術者は、簡単にいうと上級プログラマです。1人でプログラムの設計から開発、テストまでを任されることもあります。その意味で、試験では基本情報処理技術者より高度な内容が出題されます。IT技術者を目指す場合、ソフトウェア開発技術者取得までが、一区切りになるでしょう。

ソフトウェア開発技術者の概要

さて、ソフトウェア開発技術者を取得すると、次は最終的な職種に向けての分岐点です。次ページでは、分岐点から先の資格についてご説明します。