日々のニュースを追えば、「仕事に活かせる資格」の最新動向が見えてきます。
毎回、先月までに発表されたニュースの中から今後の動向が気になるトピックスを厳選してお届け。今回は2015年5~6月分です。

【今回注目したニュースはこれ!】

「社会人の学び直し」のための新プログラム創設へ

社会人の学び直しを政府が応援!【資格ニュース1310】女性の「学び直し」を応援!【資格ニュース1409】など、このサイトでもたびたび紹介してきた、ビジネスパーソンや再就職を目指す女性を対象とした『学び直し』支援のための施策。

これまでにも、「社会人や女性の学び直し教育プログラム」と名付けられた社会人向け講座の開講や、「女性の学び応援ネットワーク協議会(仮称)」と名付けられた女性向け再就職支援の試みなどが発表されてきましたが、今回新たに文部科学省の「大学等における社会人の実践的・専門的な学び直しプログラムに関する検討会」から発表されたのは、その名も「職業実践力育成プログラム認定制度」

新制度では、大学や専門学校などで正規課程及び履修証明プログラムとして設定された実践的・専門的な社会人向けコースを、「職業実践力養成プログラム」として文部科学大臣が認定。
具体的なカリキュラム編成や評価に関連分野の企業の意見を取り入れる仕組みを作ったり、授業に実務家があたるなど、ビジネスパーソンや企業のニーズに即した教育プログラムの提供を推進するとしています。

専門職大学院の急増で社会人への門戸が大きく開かれていることもあり、大学・大学院での学びを希望するビジネスパーソンは、近年増加傾向にあります。
とは言え、休職・退職に伴うリスクや費用、そもそも「入試」のことを考えると二の足を踏んでしまう、というのも実情でしょう。

そんなニーズに応えて、ここ数年は多くの大学で、「入試無し」「休職・退職の必要無し」「学歴不問」で、大学のアカデミックな授業が受けられる「公開講座」も増えてきてはいますが、必ずしもビジネスパーソンや企業ニーズに合ったカリキュラムや教育方法が提供されていなかったり、受講料が経済的負担になるなど、大学などが社会人の「学び直し」の場として広く活用されるには、まだ道半ばというのが現状でした。

制度の詳細はまだ未定ですが、働きながらビジネス実務スキルの向上を目指したいビジネスパーソンと、少子化に伴う生き残り競争にしのぎを削る教育機関の両者にとって、「役立つ」プログラムとなれば良いですね。

<前回の資格ニュース>
人手不足の解消なるか!? 建設人材育成策【資格1504】

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