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ITプロのキャリアパスを盗め!

IT資格は、目指すキャリアのマイルストーンにすぎません。ITSSでキャリアパスのモデルを学びましょう。

執筆者:克元 亮



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自分のキャリアパスを考えてみよう
前回の「プロになる」IT資格ガイド Vol.1 「ITプロフェッショナルになろう」では、ITのプロとして必要な3つのベーシックスキル、そして、IT業界のスキル評価基準ITSSでとりあげている職種について簡単にご紹介しました。
今回は、ITSSをもとに、キャリアパスについて考えてみたいと思います。


ITSSのスキルレベルとは


ITプロのキャリアパスを見る前に、キャリアのマイルストーンとなるスキルレベルを理解しておきましょう。ITSSでは、7つのレベルを定義しています。

●ITSSで定義しているスキルレベル(「ITスキル標準」より)
・レベル5~7(ハイレベル)
 社内において当該職種/専門分野に関わるテクノロジやメソドロジ、ビジネスをリードするレベル。特にレベル7は、市場全体から見ても先進的なサービスの開拓や市場化をリードする。スキル開発においても、社内戦略の策定・実行に大きく貢献することが求められる。
・レベル3~4(ミドルレベル)
 スキルの専門分野が確立し、自らのスキルを駆使することによって、業務上の課題の発見・解決をリードすることができるレベル。スキル開発においても、自らのスキルの研鑽を止めることなく、また、下位レベルの育成に積極的に貢献することが求められる。
・レベル1~2(エントリレベル)
 スキルの専門分野が確立するにはいたっておらず、当該職種の上位レベルの指導の下で、業務上における課題の発見・解決を行うことができるレベル。スキル開発においては、自らのキャリアパス実現に向けて積極的なスキルの研鑽が求められる。

レベル1~2は、いわゆる初級者で、教育研修や業務指導によりスキルアップが求められるエントリレベルです。通常、入社2~3年の技術者だと考えておけばよいでしょう。レベル3~4は、専門分野を確立しエントリレベルの育成も行えるミドルレベル。バリバリ仕事をこなす中堅社員ですね。レベル5~7は、専門分野を極めマネジメント能力も発揮しながら組織をリードしていくハイレベルです。


では、これらのスキルレベルと職種はどのように対応するのでしょうか?>>次ページヘ
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