アホ毛を出さない! ドライヤーの使い方・髪の乾かし方
アホ毛はドライヤーで治す!
自分のアホ毛、気になったことはありませんか?短いのでコテで巻くわけにもいかないし、ワックスをつけて無理やり抑えて……となかなか苦労しますよね。アホ毛の原因は髪の痛み。普段使うシャンプーを見直す前に「髪の乾かし方」も一度チェックしてみてください。
髪の構造はどうなっているの?
1本の髪は皮膚と似ていて、3層構造になっています。髪の外側はキューティクルという硬い蛋白質で覆われ、半透明でうろこ状のものが何枚か重なった構造になっています。
髪の毛もスキンケアと同じで、外側のケアが一番重要。キューティクルは水分に弱く、濡れている髪の毛はそれがはがれやすい状態になっています。自然乾燥は濡れている時間が長いので、傷みやすく、NGと言えます。
そのため、速やかに髪の毛を乾かす必要があるのです。
アホ毛を出さない、髪の乾かし方……1.タオルドライ
ドライヤーをかける前にタオルで髪と頭皮の水分を取り除きます。この時に髪を擦らずにタオルを押し当てましょう。タオルドライでしっかりと拭いておくことでドライヤーの時間を短縮でき、髪への負担が軽減されます。
2.髪をかき分けて頭皮から乾かす
ドライヤーを使うときは、まず髪をかき分けて頭皮に直接風を当てて頭皮から乾かします。この際頭皮や髪が熱くならないように1ヵ所に長時間当てないようにします。また髪を揺らすのではなくドライヤーを揺らすことで髪への摩擦を抑えます。
3.ドライヤーは20cm離して
ドライヤーは髪から20cmはなし、キューティクルの方向にそって根元から毛先に向かって風を当てます。根元から毛先に向けて手グシをする事でキューティクルが整いツヤがアップします。髪が8割乾いたら冷風にして髪を冷やし、キューティクルを引き締めます。
4.ブラッシングで仕上げ
ドライヤーで髪を乾かしたら最後に根元から毛先に向かってブラッシングします。ブラシは目の詰まった猪毛や豚毛の物がおすすめです。ただしダメージが酷い方はブラシを控えて手グシで行ってください。
くせっ毛も乾かし方で矯正!
髪を乾かす時はドライヤーを髪の根元にあてて、髪をしっかり起こすようにしながら乾かしましょう。くせ毛の人はどうしても髪の毛が広がりやすいので、上からしっかり押さえるように乾かす人が多いかもしれません。しかし、実は根元を起こしながら乾かす方が、髪の毛全体の広がりを抑えることができるのです。
ドライヤー選びも大切なポイント
ドライヤーの使い方ももちろん重要ですが、選ぶアイテムもとても大切です。髪の負担を掛けずに髪のツヤを引き出すように乾かすには、熱ではなく風力で乾かすことがポイント。くるくるドライヤーや旅行用の小さい物は出来るだけ避けて、風量の大きい物を使い短時間で乾かすことが大切です。
ドライヤーの風量はワット数ではなく、「1分間にどれだけの体積の風を出せるか」という単位(m3/分)で決まります。選ぶ目安としては1.3m3/分以上の物をおすすめします。
乾かし方の他に見直したいこと……毎日使うシャンプーを見直す
シャンプーは、実は髪にダメージを与える行為です。髪と頭皮への刺激がマイルドな「アミノ酸系シャンプー」をおすすめします。そして、シャンプーを使うのは1日1回にとどめ、汗をかいた後など1日1回以上髪を洗いたい場合は、お湯だけで流すようにしてください。
髪の紫外線対策をする
紫外線は、頭皮や髪も日焼けさせてしまいます。髪が日焼けすると、アホ毛の原因となる枝毛や切れ毛、退色などヘアダメージを招くことに。UVカット効果のあるトリートメントや、髪用の日焼け止めを使いましょう。帽子や日傘の使用も効果的です。
規則正しい生活を送る
美しい髪は健康な頭皮、健康な身体から生まれます。生活習慣の乱れは、自律神経の乱れや栄養不足、血行不良、ストレスの蓄積などにつながり、女性の髪に悪影響を及ぼします。美しさを保つために、規則正しい生活を心がけましょう。
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