冬至のゆず湯とは? ゆず風呂の作り方・効果

ゆず湯・柚子風呂 冬至にはゆず湯(柚子風呂)に入る風習がある

冬至にはゆず湯(ゆず風呂)に入る風習がある

冬至の日には、ゆずを浮かべた「ゆず湯」に入る風習があります。この柚子風呂は、銭湯ができた江戸時代から始まった習わしです。「ゆず」は秋の季語ですが、「ゆず湯」は冬の季語になっています。
 
では、なぜ冬至にゆず湯に入るのでしょう? 冬至とはどんな日でいつなのか、 ゆず湯に入る理由や由来、作り方と入り方、効能や効果などを解説します。
 
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冬至とはどんな日? 2021年はいつ?

ゆず湯・柚子風呂 冬至の日は一年で最も日が短くなる

一年で最も日が短くなる冬至の日。翌日から日が長くなっていく

冬至は、北半球においては太陽の位置が1年で最も低くなり、日照時間が最も短くなる日です。1年で最も日が短いということは、翌日から日が長くなっていくということ。そこで、冬至は太陽が生まれ変わる日、復活する日と考えられ、古くから世界各地で冬至の祭りが盛大に行われてきました。
 
中国や日本では、冬至を境に太陽の力が甦ってくることから、陰が極まり陽にかえる、悪い事が続いた後ようやく好運に向かうという意の「一陽来復(いちようらいふく)」と言い、冬至を境に運が向いてくるとしています。
 

ゆず湯はいつ入る? 冬至の時期

ゆず湯に入るのは冬至の日、2021年は12月22日です。冬至は二十四節気のひとつで、およそ15日間の期間ですが、ゆず湯などの行事をする日としての冬至は、冬至に入る日をさします。毎年12月21日頃になりますが、日付は固定ではありません。二十四節気は1年を太陽の動きに合わせて24等分して決められるため、1日程度前後することがあるからです。
 
【冬至の日】
  • 2020年12月21日
  • 2021年12月22日
  • 2022年12月22日
  • 2023年12月22日
  • 2024年12月21日
  • 2025年12月22日
  • 2026年12月22日
  • 2027年12月22日
  • 2028年12月21日
  • 2029年12月21日
  • 2030年12月22日
 

冬至にゆず湯に入る理由は? 意味・由来

ゆず湯・柚子風呂 冬至にゆずを入れたお風呂に入るのはなぜ?

冬至にゆずを入れたお風呂に入るのはなぜ?

冬至は太陽の力がよみがえる日で、この日を境に運が向いてくる―― このような大事な日にゆず湯に入る理由はいくつかあります。

●冬至は上昇運に転じる大事な日のため、ゆず湯で禊(みそぎ)をして身を清める、邪気を祓うという意味があります。古来、強い香りは邪気を祓うと考えられてきたため、旬を迎えて香りの強いゆずを入れた風呂に入って身を清め、邪気を祓います。

●ゆずは実るまでに長い年月がかかるため、長年の苦労が実りますようにとの願いも込められています。

●冬至=「湯治」・ゆず=「融通」がきくにかけて、冬至(湯治)にゆず湯に入って息災であれば融通がきいてうまくいくと考えました。これが洒落を好む江戸っ子に受け、冬至にゆず湯が広がったといわれています。

●ゆず湯には、血行を促進して体を芯から温める効果があるため、風邪の予防につながります。また、肌荒れにも効果があります(詳しくは下段参照)。
 
こうしたことから、「冬至にゆず湯に入ると風邪をひかずに冬を越せる」といわれるようになりました。なお、風邪というのは、風が運んでくる邪気が体に入ることで引き起こされると考えられたため「風邪」と書きます。前述の通り、ゆず湯には邪気祓いの意味と、体にいい効能があります。
 

ゆず湯の効能・効果は?

ゆず湯・柚子風呂 ゆずの効能は、寒い冬を元気に越すのに効果的

ゆずの効能は、寒い冬を元気に越すのに効果的

ゆずには多くの栄養が含まれています。とりわけゆずの皮には香り成分である精油やリモネン、肌に良いビタミンCがたくさん含まれています。お風呂にゆずを入れると、それらの効果で血行が促進され体を温めてくれますし、乾燥しがちな冬の肌対策にもなります。寒い冬を越すためにも、ゆず湯が効果的なのです。

また、香り成分は揮発性のため、お湯に入れるとさらに香りがたちます(邪気祓い効果も高まりますね)。柑橘系の爽やかな香りは、リラックス効果をもたらします。
 

ゆず湯のやり方・方法は? 作り方と入り方

ゆず湯・柚子風呂の作り方、入り方は?

ゆず湯の作り方、入り方は?

ゆず湯のやり方には、いくつかの方法があります。
 
【ゆず湯の作り方】
ゆずの数が多いほど香りや効果も高まります。

●ゆずを丸ごとお風呂へ入れる
ゆずの香りを高めるために、楊枝で数カ所穴をあける、皮を数カ所削ぐ、浅く切り込みを入れる、事前に熱湯で蒸らす、などの工夫をしてからお風呂に入れる方法もあります。
 
●ゆずを輪切り、または半分にカットしてからお風呂へ入れる
香りも成分も出やすい方法です。ただし、だんだんグシャグシャになってきて果肉や種がお湯に浮いてくるので、ご注意ください。

●ゆずを輪切り、または半分にカットし、袋に入れてからお風呂へ入れる
ガーゼなどで袋を作り、中身が出ないようにします。ゆずは見えにくくなりますが、香りや成分が出やすく、お掃除も楽になります。袋は洗濯ネットでもOK。

●ゆずの皮だけを入れる
果肉は入れず、皮だけを入れる方法です。果肉がないぶん物足りなく感じますが、お掃除は楽です。

●ゆずの液をしぼって入れる
ゆずのエキスだけを入れる方法です。

※いずれも肌に刺激がありますのでご注意ください。特に肌がデリケートな方やお子様は気をつけてください。

【ゆず湯の入り方】
ゆず湯に入りながら「一陽来復」と唱えると、さらに運が上昇するといわれています。
 
 
※冬至の食べ物(かぼちゃ、冬至七草、冬至粥、いとこ煮など)については、こちらをご覧ください。
冬至とは?いつ?ゆず湯の由来・かぼちゃが食べ物の意味

 
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