■15cm×15cm程度のビニール袋30枚ほど
できればチャックがついており密封できるタイプのビニール袋がいいのですが、値段も高くなるので普通のビニール袋でもいいという条件で手始めに30枚ほど用意するするように指示しました。使い方については次ページで説明します。
こちらについては密封できるタイプのビニール袋40枚を購入したとのことでした。
次に直接ダイエットに係る指示として次の3つを言い渡しました。
一、食べたいものを食べたいだけたべろ
これは逆に言えば「惰性や習慣で食べているものをなくせ」という意味です。私たちにとって食事とはあまりにも日常的なものであるため、一見好き勝手に食べているようでも「残っているから」とか「昼休みだから」という惰性や習慣で食べている部分も少なからずあります。そこで「本当に食べたいものを本当に食べたいだけ食べる」ただそれだけのことで、一日500kcal程度は簡単に少なくすることができます。
具体的な訓練としては、食事が出てきたら食べる前にその3割程度を別の皿やあらかじめ用意したビニール袋などに入れてしまいます。そして7割の食事を終えたあとに、ビニール袋の中身を「今、本当に食べたいか?」と自問します。本当に食べたければビニール袋から出して食べればいいわけですし、必要性を感じなければ冷蔵庫に入れて次の食事に回したり、やむを得ない場合は捨ててしまう訳です。
一、一日一回はダラダラと汗をかけ
ダイエットに運動を組み入れるとき、最も注意を払わなければならないのは「その運動がその人にとって楽しいかどうか?」であると私は考えます。このことを無視して楽しくもないのにウォーキングを始めたり、ダンベル体操を始めたりすれば結果は自明で続けることすら大きな困難を要します。
そこで運動をすることは必要としても、まずは「汗をかく」ということだけをキーワードにして、自分なりに何らかの楽しみが伴う運動を探すというスタンスがダイエットには適しているのです。
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