一、写真を撮る
私はダイエットを始める前にはその時点での自分の写真を撮ることをおすすめしています。
それは、自分の体型を客観的にそして正確に知るという意味があります。自分の体は自分でよく知っているとほとんどの方が思いがちですが、実際には自分が知っている自分の体型とは、鏡などで見た真正面からの自分の輪郭を指していることが多く、真横や真後ろから見たボディラインを正確に理解している人はほとんどいません。つまり、自分自身を平面としてはとらえていても、立体として体の全体像を正確に認識している方は案外少ないのです。
そこで、目標を正確に、さらには思いこみによる歪んだ目標を立てないためにも、自分のボディラインがはっきり分かる服装で前後左右、斜めなどからの写真を何枚も撮影し、じっくりと観察することが有効です。
次に、自分の写真を撮るもう一つの理由に、ダイエットを視覚化するということがあります。
私たちは生活をする上で視覚や聴覚、嗅覚などのさまざまな感覚を使っているわけですが、特に視覚はその中でも最も重要な位置を占めており、「百聞は一見にしかず」や「一目瞭然」などという慣用句もあるように、複雑で膨大な情報を短時間で正確に私たちに理解させる力があります。
ダイエットとは一見「痩せる」という単純な行為のようでも、その相手が自分自身という極めて複雑かつデリケートな肉体と、へそを曲げない限りどこまでも軟弱な精神を併せ持つ癖の強い生命体であるため、それを確固とした目標までコントロールするためには、あらゆるものをできるかぎり視覚化して、強い印象とともに頭に叩き込むという方法が高い効果を発揮するのです。
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