~ 思った以上の取っつきやすさ ~
実は私、カヤックなるものには始めて乗ったんですが、今まで乗らなかった理由の一つに「難しそう…」という先入観がありました。特にテレビなんかでカヤックが出てくるときに必ず出てくるシーンとして、人が乗ったままひっくり返ってしまったカヤックを、これまた乗ったままの状態で(本人は水没した状態から)器用に元通りに戻す(エスキモーロールと言うらしい)が頭にあったため、転覆した時のことをちょっと恐れていたのです。
でも、全くもって無知とは怖いモノで、実際にはカヤックにもいろいろな種類があって、ひっくり返りやすいものと、そうでないものがあるし、そもそもひっくり返ってもそういう状態にすらならない種類のカヤックがあることを知りました!その一つがこの(写真右)のシット・オン・トップカヤックと分類されるカヤックです。
これがなかなかスタイルもイケてますし、一人乗り用なら楽々自分だけで運べますし、さらに中に空気が入った一体成形になっていますので、仮にひっくり返っても浮き輪のようにプカプカ浮いて沈みません。また、上にちょこんと乗っているだけですから、ひっくり返ってもカヤックと一緒に水の中で逆立ち状態にはならないわけです。さらにありがたいことは、船体にあらかじめいくつかの穴が開いていて、水が入っても自然にその穴から水が抜けていくようになっています。(ただし、逆にその穴から少しの水がカヤックの中にも入ってきますので、おしりが濡れるという点では水が冷たい地域では難点です)
ちなみにこのシット・オン・トップカヤックなら、パドル(漕ぐための手に持つ道具)の使い方を5分ほど教えてもらえば、何とか海の上を走れてしまいます。
~ くびれと二の腕直撃の運動 ~
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