「アミノ酸ダイエットのウソ?!」を書いて大変なことになりつつあります。一応本人としてはアミノ酸を完全に否定したつもりではなかったのに(「ウソ」の後にちゃんと?を入れてるでしょ…)、アミノ酸否定論者として雑誌等の取材が増えております…。
ご存じかどうかは分かりませんが、日本のアミノ酸製造技術は世界一で、当然その技術を持つ業界にはそれをバックアップする博士達がイナゴの大群のように控えているわけで、この先生方のしっぽを踏んでしまったらそりゃ大変なことになるのです。
私なんかは数分でアミノ酸まできれいに分解されてしまうでしょう…。
冗談はさておき、アミノ酸に関してはこれまで医療やスポーツ生理学の分野で高名な先生方による基礎研究がなされてきたために、逆にそれを元手に風が吹けば桶屋が儲かる式でダイエットに効くという噂話が作り上げられているのは事実です。
前回の記事では、噂は噂でしかないことを強調するために、ややアミノ酸の効果自体に否定的な論調の記事になってしまいましたが、今回は前回の記事の内容を整理しながら、さらに踏み込んだアミノ酸ダイエットの真相についてお話したいと思います。
アミノ酸に直接的なダイエット効果はない…?
まず、前回の記事で私は「アミノ酸はそれで太ることはあっても痩せるようなモノではない」「どちらかと言えば太りやすい物質」と書きました。このことが関係業者に衝撃を与えてしまったようですが、前者に関しては、アミノ酸は人間にとっての三大栄養素である以上、それ自体が食べて痩せるようなものではないことは極めて当たり前のことです。
しかしながら、それでは最近テレビ番組などがアミノ酸の一部に脂肪燃焼効果があると宣伝しているあれは何か?という質問が聞こえてきそうですが、それはアミノ酸の基本的な機能(体を作る機能)とは別のもう一つの機能で、確かにそのような機能もこれまでの基礎研究の結果からあるであろうことは理解できますが、メインの機能ではありませんし、実際には皆さんがイメージしているような直接的なダイエット効果は期待できません。
理由は二つあり、一つはアミノ酸の量の問題。そしてもう一つは皆さん自身がアミノ酸のダイエット効果に対して誤解をしている(させられている)という問題があるからです。
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