ワード(Word)の使い方

Wordのショートカットキー厳選21本! 作業が倍速になる裏技

Word(ワード)の文書作成・編集で欠かせないのがマウスとキーボードです。「文章入力はキーボード、それ以外はマウス」が原則ですが、キーボードでできることは、じつはけっこうたくさんあります。今回は、そんなワードのショートカットキーを21本紹介します。

井上 健語

執筆者:井上 健語

ワード(Word)の使い方ガイド

ワードの便利なショートカットキーを紹介します

Word(ワード)の便利なショートカットキーを紹介します

Word(ワード)の文書作成・編集に欠かせないのがマウスとキーボードです。「文章入力はキーボード、それ以外はマウス」が原則ですが、キーボードでできること、つまりショートカットキーは、じつはけっこうたくさんあります。

今回は、数あるワードのショートカットキーから、「超基本編」「標準編」「便利編」の3つに分けて、計21本を紹介します。「そんなの知ってるよ!」というものから、「へぇ、そんなのあったのか!」というものまで、取りそろえてみました。
 

超基本編:必ず覚えておきたいショートカットキー5本

まずは、ワードを使う上で最低限これだけは覚えておきたいショートカットキーを5本紹介します。重要なショートカットキーを挙げればキリがないのですが、とりあえずこの5本だけは、クルマでいえば「ハンドル」「ブレーキ」「アクセル」にあたる基本中の基本です。ぜひ、覚えておきましょう。

●[Ctrl]+[C](コピー)
選択した文字や画像をクリップボードにコピーします。コピーしたデータは、後述する[Ctrl]+[V]でカーソル位置に貼り付けられます。

●[Ctrl]+[X](切り取り)
選択した文字や画像をクリップボードにコピーし、もとの文字や画像は削除します。コピーしたデータは、次の[Ctrl]+[V]でカーソル位置に貼り付けられます。

●[Ctrl]+[V](貼り付け)
クリップボードに保存されている文字や画像をカーソル位置に貼り付けます。

●[Ctrl]+[Z](元に戻す)
直前の操作を無効にして元の状態に戻します。[Ctrl]+[Z]を繰り返し押すと、実行した操作を新しい順番にさかのぼって順番に取り消せます。ただし、印刷や保存のような物理的な変化を伴う操作は取り消せません。

●[Ctrl]+[S](保存)
文書を保存します。新規文書の場合はファイル名を付ける画面が表示され、すでにファイル名が付いている文書は上書き保存されます。
 

標準編:これくらいは使えて当たり前なショートカットキー8本

次は覚えておくと、便利なショートカットを紹介します。いずれも“裏技”的なものではなく、ショートカットキーとしてはよく知られているものばかりです。なので、「これくらいは使えて当たり前」かな、と思います。

●[Ctrl]+[A](全選択)
文書全体を選択します。文書全体をコピーしたい場合などに使います。

●[Ctrl]+[B](太字)
選択した文字を太字(ボールド)にします。「B」は「Bold」の意味です。同様に、[Ctrl]+[I]は斜体(Italic)、[Ctrl]+[U]は下線(Underline)となります。

●[Ctrl]+[Y](やり直し)
直前の操作を取り消して元に戻す[Ctrl]+[Z]を紹介しましたが、それを取り消すのが[Ctrl]+[Y]です。たとえば、太字を設定したあとの操作を例にすると、次のようになります。

 太字設定
    ↓[Ctrl]+[Z]
 太字解除
    ↓[Ctrl]+[Y]
 太字設定

なお、[Ctrl]+[Z]を繰り返して複数回の操作を取り消した場合も、[Ctrl]+[Y]を繰り返すことで順番にやり直せます。図示すると、次のようになります。

 状態1
    ↓[Ctrl]+[Z]
 状態2
    ↓[Ctrl]+[Z]
 状態3
    ↓[Ctrl]+[Y]
 状態2
    ↓[Ctrl]+[Y]
 状態1

●[Ctrl]+[L]/[E]/[R]/[J](文字揃え)
段落の文字揃えです。まとめて覚えておくと便利です。[L]は左(Left)、[R]は右(Right)です。[E]と[J]は……何だろう? よく分かりません。

[Ctrl]+[L]……左揃え
[Ctrl]+[E]……中央揃え
[Ctrl]+[R]……右揃え
[Ctrl]+[J]……両端揃え

●[Ctrl]+[Home](文書先頭)
文書先頭にカーソルをジャンプします。

●[Ctrl]+[End](文書末)
文書末にカーソルをジャンプします。

●[Ctrl]+[F](検索)
ウィンドウの左側に検索ウィンドウ(ナビゲーション)を開きます。

●[Ctrl]+[P](印刷)
印刷の画面を表示します。
 

便利編:使えるとけっこう自慢できる(かもしれない)ショートカットキー8本

最後は、それほどメジャーではないけれども、覚えておくときっと役立つショートカットキーです。知らないものがあったら、ぜひ試してみてください。

●[Ctrl]+[Space](書式の一括解除)
太字、斜体、文字色、フォント、フォントサイズなどの書式を一括解除します。1つ1つ解除するよりずっと簡単です。

●[Shift]+[Ctrl]+[C](書式のコピー)
文字に設定されているフォント、フォントサイズ、文字色などの書式情報をクリップボードにコピーします。コピーした書式情報は次の[Shift]+[Ctrl]+[V]で貼り付けます。

●[Shift]+[Ctrl]+[V](書式の貼り付け)
1つ前の[Shift]+[Ctrl]+[C]でクリップボードにコピーした書式情報を、別の文字に貼り付けます。複数の文字を同じ書式にしたいとき便利な操作です。

●[Ctrl]+[[]/[]](1ポイントずつ文字を拡大/縮小)
選択した文字を1ポイントずつ拡大/縮小します。

●[Shift]+[Ctrl]+[<]/[>](メニューの順番で文字を拡大/縮小)
[ホーム]タブの[フォントサイズ]ボタンをクリックするとフォントサイズを変更するメニューが表示されます。このショートカットキーは、そのメニューの順番でフォントサイズを変更できます。[Shift]+[Ctrl]+[<]ならメニューの上、[Shift]+[Ctrl]+[>]ならメニューの下のサイズになります。

●[Alt]+[Shift]+[T](現在時刻の挿入)
カーソル位置に「午前10時45分」のような形式で現在時刻を挿入します。

●[Alt]+[Shift]+[D](日付の挿入)
カーソル位置に「2021/05/10」のような形式で今日の日付を挿入します。

●[Ctrl]+[Shift]+[G](文字カウント)
単語数や文字数、段落数などの情報を表示します。範囲を選択してキーを押すと選択範囲の情報が表示され、何も選択していない状態でキーを押すと文書全体の情報が表示されます。

【おすすめ記事】
Wordの裏技! 新社会人じゃなくても知っておきたい便利な機能5選
早く知りたかった! Googleスプレッドシートの地味にすごい裏技5選
知っておくと便利なExcelのショートカットキー10選
パワーポイントのショートカットキー 時短に役立つ10選!
【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonで Word 関連の商品をチェック!楽天市場で Word 関連の商品をチェック!
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます