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引越し時の大型家具・家電の処分は「ジモティー」の活用もおすすめ! フリマアプリとの違いやメリット/デメリット

3月の下旬からは、怒涛の引越しシーズンになります。引越しで出てくるのが、不要になった大型の家電や家具。フリマアプリなどを使って売ったり、リサイクルショップに買い取ってもらったりもできますが、「ジモティー」を活用するのもおすすめです。ジモティーの使い方や活用法をご紹介します。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

大型の家具や家電は「ジモティー」に出品してみては?

地元の掲示板「ジモティー」

地元の掲示板「ジモティー」

3月下旬からは、怒涛の引越しシーズンになります。例えば大学生の場合、卒業式が終わってからアパートを引き払ったりしますよね。卒業式後には次にアパートに入る人が引っ越してくるので、大忙しかもしれません。

そして引越しで出てくるのが、不要になった大型の家電や家具です。フリマアプリなどで売ったり、リサイクルショップに買い取ってもらったりもできますが、「ジモティー」を利用するのもおすすめです。
 

「ジモティー」とは? フリマアプリとの違い

ジモティーは「地元の掲示板」といわれ、簡単にいうと、近所の人と不要になったモノやほしいモノなどを0円~取引ができる地元密着型のサービスです。

フリマアプリの取引相手は全国にいるのですが、ジモティーの場合には、自分が住んでいる都道府県、あるいは市町村にいると思っていいでしょう。そのためサイトも都道府県版に分かれています。

また、使わないものを出品する時のカテゴリは、洋服や靴バッグなどのファッションアイテムだけではなく、家具や家電、自転車や車やパーツなど、大型のものもあります。モノだけではなく、教室やスクール、イベント、アルバイトなどの募集もありますし、ママ友や友達といったメンバー募集もあるほど。まさに地元密着型だからこそのカテゴリです。
 

ジモティーには出品禁止物もある

ジモティーには出品してはいけない出品禁止物があります。銃砲類や刀剣類など法令で販売や所持が規制されているもの、金券や有価証券、医薬品や医療機器、チケット、下着や制服、ブランド品の偽物などです。詳しくは「出品禁止物ガイドライン」があるので、しっかりと確認しておきましょう。
 

ジモティーの特徴や注意点、メリット/デメリット

・直接受け渡しをする
ジモティーの特徴の1つは取引相手と直接会って、物の受け渡しをする点です。地元密着型だからこその利点で送料がかかりませんし、梱包の手間も省けます。ただ直接会うことになるので、受け渡しの場所は自宅以外がいいでしょう。例えば公園など人がたくさんいる場所です。また1人で受け渡しに行くのではなく、家族や知人も一緒に来てもらいます。そうすれば受け渡しの証人にもなってもらえますし、自分の身を守ることにもつながります。
 
・無料で「あげる」ことができる
無料で「あげる」ものが、トップページに並んでいる

ジモティーでは無料で「あげる」ものが、トップページに並んでいる

ジモティーは「無料であげる」ことができるので、処分にお金がかかる家電や家具を出品する人も少なくありません。少しの手間で、普通に処分をするよりもずっと利点があります。

筆者は以前、ジモティー以外の方法で家電を処分したことがありますが、家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)によって思いのほか高額な処分料がかかりました。小型の冷蔵庫でも5000円近くかかったので、ジモティーで使ってくれる人にあげたほうが安上がりになると思いましたね。処分にお金がかかるのであれば、0円であげたほうが結果的にお得になるというわけです。
 
・送料がかからない
直接の受け渡しなので、送料がかかりません。受け渡し場所まで自分で運んだり、場合によっては自宅まで取りに来てもらうのですが、業者に依頼しないのでコストを抑えることができます。また梱包の必要がないのはメリットともいえるでしょう。例えば家具を送るとなると、傷つけないようにしっかりと梱包します。梱包材にもお金がかかりますし、面倒さもありますよね。

筆者が過去にジモティーに出品しようかと思ったのは、車のタイヤでした。フリマアプリで売ることも考えたのですが、送るとなると送料がかかります。そもそもどうやって送るのが一番いいのかなと思って、宅配便のドライバーさんに相談したくらいです。サイズを考えると、2本まとめて荷物を1つにするのがいいのではないかとのことでした。

そのタイヤは結局ジモティーには出品せず知人にあげてしまったのですが、以外と面倒だなと思いました。ジモティーならそのような手間がかからないので、出品者の負担もかなり軽減されると思います。
 
・マッチングがうまくいかないこともある
ジモティーでの取引は、うまくマッチングができるかどうかにかかっています。会員数はフリマアプリよりも少ないですし、人口が多い地域とそうでない地域では、会員数に大きな違いが出てきてしまいます。地方に住んでいる筆者も、以前ジモティーに出品したことがありますが、結局取引にはいたりませんでした。地域によってはなかなか取引相手が見つからないこともあります。
 
・地元密着だからこそ、地元の人が必要なものが分かる
地元密着型のメリットとしては、その地域に住んでいる人が求めているものが分かりやすいことがあります。単純に考えると北海道と沖縄では気温が違うために、3月でも求めているものが違うということです。

関係するのは気温だけではなく、生活スタイルや習慣の違いもあります。筆者もこれを実感していて、以前ジモティーで薪を見つけたことがありました。筆者は北関東に住んでいるので冬はそれなりに寒くて、薪ストーブを使っています。最近では薪ストーブを入れる家庭も多くなってきているので、ジモティーに薪を出品していた人がいました。地元にいるからこそ周りの家などを見ながら、必要なものを出品しているのだなと感じましたね。

全国規模のフリマアプリにはない良さがジモティーにはあります。一方で直接取引だからこその注意点もあります。またドタキャンなど相手に失礼になることはしてはいけません。お互いに気持ちのいい取引をするのは最低限のマナー。逆にそれを守りながらであれば、お金や手間をかけずにモノを手放すこともできそうです。
 
・参考資料:環境省「家電リサイクル法の概要

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