第7位:Zoom(リモート会議システム)
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で密閉、密集、密接という“三密”を避けるために参加者が会議室に集まって会議を行う従来の会議方法が改められ、パソコンを活用したリモート会議システムが急速に普及してきました。その中でも『Zoom』と呼ばれるシステムは多くの利用者を獲得しています。新型コロナウイルスが猛威を振るう前と後でそのユーザー数を比較すると、2019年12月には1000万人のユーザー数が、2020年3月には2億人と実にわずか3カ月で20倍もの成長を遂げています。Zoomはオンライン会議などビジネス利用だけでなく、自宅に居ながらにして友人や知人とバーチャルで飲み会を開催する“Zoom飲み会”などで活用されるなど、その利用範囲を広げて益々私たちの生活の中に浸透してきています。
第6位:パソコンおよび周辺機器
自宅からZoomなどを使ってリモート会議にアクセスするためにパソコンを買い替えたという消費者も多く見受けられました。実際のデータで比較してみると、IT専門の調査を行うIDC Japanが発表した日本国内におけるパソコンの出荷台数は、2020年の4月から6月にかけて特に家庭での伸びが著しく159万台と前年同期比40.7%増という驚異的な売り上げを記録しています。パソコンに加えて、カメラやマイクといったリモート会議に必要となる周辺機器も、手に入りにくくなる状況が続き、価格が高騰するなどといった状況も見られました。
第5位:Netflix(定額動画配信サービス)
外出自粛が続き、自宅にいる時間が長くなると自宅での時間を潰す需要が高まってきます。このニーズに合致して利用者を増やした商品の一つが自宅で好きな時間に好きな動画が見放題の動画配信サービスです。日本でも事業を展開する世界的な定額動画配信サービス『Netflix』は2020年1月から3月までの期間で世界での会員数を1577万人増やし、売上高は前年同期比28%増、純利益に至っては同比210%増を達成しています。4月から6月までの期間においても引き続き業績は好調で、会員数は3月末から1009万人増え、期間の売上高、純利益ともに過去最高を記録しています。またNetflixばかりでなく、今や定額で動画見放題のサブスクリプションサービスはAmazon Prime VideoやHulu、U-nextなど多くの企業が提供しており、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による“巣ごもり消費”と相まってその利用者数を増やしています。
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