ビジネスでも持っていると便利な「懐紙」

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オフィスで、ビジネスシーンで、持っていると何かと便利な「懐紙」

 
「懐紙」と聞くと、「馴染みがない」「お茶会で使うものでしょ?」など、普段の生活ではあまり関係ないイメージですよね。

日常的に「いつも懐紙を持ち歩いている」というビジネスパーソンは少ないと思います。

でも、懐紙は日常の生活でも、持っていると何かと便利な品なのです。

とは言っても「どんな時に使うの?」「どこで買えばいいの?」など、わからないことも多いと思います。

そこで身近に使える、懐紙の便利な使い方について解説します。

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お菓子の下に敷いている紙が「懐紙」です。輪を手前にして使います。


「懐紙」ってどんなもの?

懐紙とは、和紙を二つ折りにしたもので、男女ともに使いますが、男性用は女性用より少し大きめのつくりとなっています。

懐紙という名称は、昔、着物の懐(ふところ)に入れて持ち歩いていたことに由来しています。

かつては男女とも日常的に携帯しており、今でいうティッシュペーパーやメモ用紙のように、さまざまな用途で使われていました。

お茶会の必需品、でもお茶会「だけ」のものではない

現在では、「懐紙をよく使う場面」というと、やはりお茶会でしょう。

お茶会では、懐紙は、菓子器からお菓子を頂く際に取り置いたり、茶碗の縁や指先を拭いたりするために必須です。

そのほか、関西地方では結婚などの慶事の際に頂いたお祝金の一割を、懐紙や半紙に包んで返す「お多芽(ため)」などの呼び名の風習があるところもあります。

神式の葬儀では、手水の儀の際に懐紙で口や手などを拭うために使います。

一般的にはお茶会で使うイメージが強い懐紙ですが、気軽に日常生活に取り入れて、いろいろな用途に使えます。

以下はさまざまな懐紙の使い方です。

お気に入りの懐紙を見つけて、ビジネスシーンに取り入れてみてくださいね。


オフィス・ビジネスシーンで映える!「懐紙」の便利な使い方

■コースターやお皿の代わりに
グラスやカップを置くコースター代わりに使います。水滴がデスクに垂れずに便利です。ちょっと席を立つ時に上にのせると、フタ代わりにも使用できます。

また、お菓子などをのせるお皿の代わりにもなります。お皿を洗う手間が省けるので、オフィスで重宝します。
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コースターやお皿代わりに。お菓子の油分も懐紙が吸収してくれます。


■お菓子を包む時に
頂いたお菓子やお土産のお菓子が個別に包装されていない場合に、一人ひとりのお菓子を懐紙に包んで渡します。

また、訪問先で出されたお菓子が食べきれず、持ち帰るように促された場合に、懐紙で包んで持って帰ります。

■お金を入れるぽち袋の代わりに
食事会や飲み会での飲食代や、タクシー代を立て替えてくれた人にお金を渡す時、現金をそのまま渡すより懐紙で包んで渡す方がスマートです。渡された相手も嬉しい、粋な懐紙の使い方です。

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お金を渡す時もスマートに。お札は折って懐紙の中に入れて包みます。


■箸袋に
お弁当を持参する日は、お箸を懐紙で作った箸袋に入れてみてはいかがですか? ランチの時間が楽しくなりそうです。いろいろな種類の懐紙で作って、その日の気分に合わせて箸袋を選ぶのもいいですね。ホッと心を和ませるアイテムです。

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好みの懐紙を箸袋に。「辻徳」さんのブログで折り方が紹介されています。


■メモ用紙やメッセージカードの代わりに
メモを残す時や、メッセージカードを渡す時などに使います。

外出先で急にメモが必要になった時、スケジュール帳を破って使うより懐紙を使う方がスマートです。メッセージを受け取った相手からの印象も良くなりそうですね!

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メモ用紙やメッセージカード代わりに。懐紙を使った心遣いで相手からの印象も良くなるでしょう。


■取引先との会食や立食パーティーで
取引先などの会食やパーティ、特に和食の時には懐紙が活躍します。

たとえば、魚の小骨を口から出す時に口元を隠したり、エビの殻を外す時に懐紙でエビの頭を押さたりするとスマートです。また、料理の受け皿代わりに使用したり、指先を拭いたりする際にも使います。

立食パーティーでは、吸収性の良いタイプの懐紙をグラスの底に敷いて持つと、水滴が垂れるのを防げるので便利です。

「懐紙」はどこで買えばいい?

懐紙はお茶道具を売っているお店や文具店、デパート、東急ハンズやロフトなどに売っています。また、ネットでも購入できます。

お茶会で使用する無地のものが一般的ですが、最近はさまざまな柄の入った懐紙もあるので、自分の好みや季節に合わせて選ぶのも楽しみの一つです。

吸収性のあるタイプやにじみ防止加工した吸収性の少ないものなど、用途に合わせて選ぶこともできます。

普段に懐紙を持ち歩く場合、ポーチなどに入れても良いですが、懐紙を入れる専用の「懐紙入れ」を使用すると、懐紙が傷んだり角が折れたりするのを防げてさらによいでしょう。

さまざまな生地や柄の懐紙入れがあるので、こちらも好みに合わせて選ぶと楽しいですよ。

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「懐紙」はお菓子を分ける時も便利です。


今回の写真で使用した懐紙は、「鳩居堂」「紙司柿本」「辻徳」で購入したものです。価格は300円台~500円ぐらいの品です。

いずれも京都のお店ですが、京都以外の店舗や催事での販売、ネット販売しているお店もあるので参考にしてみてくださいね。





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