今回はこんな質問が届きました
「ベースメイクをなるべく薄化粧に仕上げるにはどうしたらいい?」
Q. パウダリーかリキッドにするか、毎回悩みます。クリームチークがうまく使えないのも悩みです。なるべく肌は薄化粧にしたいので、ベースメイクのコツを教えて下さい。(30代・会社員)
A. 薄化粧に見せるコツは、境目をつくらないこと!ファンデーションを「つけるところ」「つけないところ」のメリハリも大事。
薄化粧に仕上がるベースメイクのコツとは?
でもね、パウダリーをよりナチュラルに見せる塗り方があります! それはスポンジやパフではなく、ブラシでつける方法。大きめのブラシを使って肌をなでるようにつければ、ふんわりと薄く広がるので、パフやスポンジよりぐっと量を少なく薄くのばし広げられますよ。そして、「つけるところ」と「つけないところ」のメリハリをつければ最高! これはリキッドでも同じこと。ファンデーションは均一に塗らない、これ基本です。
さらに、この「つけるところ」「つけないところ」の前の大事なポイントが、「境目」。眉、生え際、フェイスラインなどの境目です。ここにファンデーションやコンシーラー、お粉の存在感が悪目立ちしなければ、他をどんなに厚塗りしてても不思議と厚化粧には見えません。あっ! つけないんじゃないですよ。メイクが限りなく薄くなじんで、溜まっていないってことですよ。色ムラがあったりキメが乱れているところや、目の下から頬の三角ゾーン。この「三角ゾーン」が色ムラなくキレイでなめらかなら、肌がキレイという印象になるし、けっこうしっかりファンデがついていても、厚化粧には見えない。ここが肝!なんですよ。
最後の仕上げに、何もついていないスポンジでポンポンとなじませましょう。ぐっと素肌感がアップしますよ! 暑い夏などは、水で湿らせたスポンジでパッティングしてもいいですね。ひんやり気持ちいいし、よりフィットして素肌っぽさが出せますから。ちなみに隠したいところが多い大人肌の私は、ファンデーションはけっこうしっかりつけます。でも、最後に何もついていないスポンジで必ずパッティングするから、厚化粧には見えないはず。リキッド派の私は、しっかり塗るけれど、このパッティングのひと手間で、素肌っぽく仕上げていますよ!
もう一つ、クリームチークがうまく使えないというお悩み。クリームチークの色がつきすぎて悪目立ちする……または、色があんまり感じられずに存在感がない、のどちらかかな? 色がつきすぎちゃうなら、なじませればOK。スポンジを使えば超簡単です!この時全体をぼかしてなじませるのではなく、境目だけぼかすこと。肌とチークの色のコントラストをラインで残さなければOKです。
反対に、薄すぎて効果が出ないというなら、つける量が足りないか、もしくはつけてぼかしすぎてるか。指先に少しクリームチークをとり、指の第一関節までのばし広げ、黒目の下から頬の丸みに沿ってぼかします。指先だけでなく第一関節までのばしておけば、点ではなく、面でつけられるのでなじませやすいの。ファンデーションは、肌の色ムラも消してくれるけれど、血色も消してしまうから、ファンデーションの後のクリームチークは素肌っぽく見せるマストアイテム。上手に使ってより、素肌っぽく薄化粧を楽しんで下さいね!
山本さんのおすすめアイテム
水でぷっくり!ぷるぷる感触で透明感のあるツヤ肌へ!水を含ませると膨らむスポンジ。ジェルのような優しいタッチでファンデーションが肌にフィット。透明感のある薄づきの仕上がりにしてくれる。ハウス型で細かい部分もぼかしやすい。ロージーローザ ジェリータッチスポンジ ハウス型6P/ロージーローザ
山本浩未さん プロフィール
さまざまなメディアで大人気のヘア&メイクアップアーティスト。取り入れやすいメイクテクが、幅広い年代の女性に支持される秘密。
【関連記事】