グルメ・各国料理(海外)/各国料理

東南アジアの料理(8ページ目)

日本と同じお米文化の東南アジア。しかし合わせて食べるおかずの味はまったく違い、唐辛子やココナッツミルクなどを用いたエキゾチックなテイストが魅力。酸味や辛味の絶妙なバランスにはまる人も多いはず!

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

ビールが進む常夏の味、インドネシア料理

ミーゴレン
ミーゴレン(焼きそば)。ミーは「麺」、ゴレンは「炒める」の意味
サテ
サテにもサンバルSAMBAL(サンバル)と呼ばれる唐辛子を使った辛いソースはサテ(串焼き)とも相性抜群
1万7,000以上の島々からなるインドネシア。300以上の異なる民族が暮らしているため、料理のバラエティも豊富です。たとえば西スマトラのパダン料理は辛い味付けで知られていますが、ジャワ料理はココナッツミルクを多用した甘めの仕上がりです。

基本的にインドネシア料理はスパイスの効いたものが多く、マレーシア同様、「サンバル」と呼ばれる唐辛子を使った辛いソースがよく使われます。代表的なメニューは肉の串焼き「サテ」やインドネシア風チャーハン「ナシゴレン」、牛肉をココナッツミルクで煮込んだ「ルンダン」など。

日本人にも人気のデスティネーション、バリ島では料理に豚肉を使うのが特徴的。というのもインドネシアの他の島々ではイスラム教徒が多いのに対して、バリ島ではほとんどの人がヒンドゥー教徒だから。お祝いのときに食べる豚の丸焼き「バビ・グリン」は代表的なバリ料理です。

 

ナシゴレン
ナシゴレン。レストランでは目玉焼きがのっていることが多い
インドネシアの主食も米。ご飯に数種のおかずを乗せた「ナシ・チャンプル」は地元の人の定番です。田舎や山間部ではあまり食べられませんが、焼きそば「ミーゴレン」や汁そば「ミー・クワ」など麺を使った料理も人気。インスタント麺を使っているところも多いのですが、チープな味がどこか懐かしい感じです。
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