ヨーロッパの文化も息づく、香港・マカオ料理
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帆立とブロッコリーのソテー。あっさりした味付けが素材の味を引き立てる |
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お粥も人気。ホテルの朝食に出ることも |
東京に次ぐアジアで2番目のミシュランガイドが発刊されたことからもうかがえるように、洗練された店も多い国際都市。ホテルの高級ダイニングから、茶餐廳(庶民的な食堂)、路地裏には昔ながらの屋台も残っており、スタイルに合わせてグルメを楽しめます。
人口の95%が中国人、その多くは広東省の出身であるため、広東料理が最もポピュラー。飲茶も人気で多くの店がありますが、基本的に飲茶タイムは昼前~午後だけなのでご注意を。エビやカニをはじめとする海鮮料理も名物で、生きたものを使うのが香港スタイル。店先に魚介類が並ぶ海鮮レストランでは、魚を選んで好みのアレンジで調理してもらえます。イギリスから中国に返還されたのは1997年ですが、アフタヌーン・ティーなど英国の伝統は今も残り、高級ホテルのラウンジはいつも華やかな賑わいを見せています。
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ポルトガル式エッグタルト |
かつてポルトガルの統治下にあったマカオでは、本格的なポルトガル料理が楽しめます。ポルトガル風のエッグタルトも人気が高く、焼きたてを味わうのが醍醐味。アフリカやマレー半島など各国の味覚が融合して生まれたマカオ料理も味わい深く、香辛料や海の幸をふんだんに使ったエキゾチックなテイストです。代表的な料理には、鶏肉をスパイスやココナッツミルクで味付けした「アフリカン・チキン」やカレー味の蟹「カリー・クラブ」などがあります。