デートで着る服……「色」でイメージ戦略!
デートで彼の心をつかむファッションの「正解」
女性らしさ=フェミニンではない?
一般的に、女性よりも男性の方がファッションには保守的です。男性は、女性のファッションに対して、トレンドやブランドよりも、清潔感や女性らしさを求める傾向があります。■女性らしさを象徴するピンク 清潔感=白、女性らしさ=ピンクというように、記号化された色のイメージを活用することも、デートで彼の心をつかむファッションの正解のひとつです。
しかし、女性らしさ=フェミニン、ガーリーというようにイメージを限定してしまうと、パンツよりもスカートやワンピース、チェック柄やストライプ柄よりもドット柄やフラワー柄、ハリのある素材よりも柔らかい素材、直線的なフォルムよりも曲線的なフォルム……というように、ファッションのテイストが偏ってしまいます。
■マニッシュに潜む、女性らしさ フェミニン、ガーリーの対義語は、マニッシュ、ボーイッシュ。マニッシュとは、「男性のような」という意味。マスキュリンも同じような意味で、女性が男性的なファッションをしたときに使われます。ボーイッシュは、「少年のような」という意味で、いずれも女性に対して用いられます。
例えば、男性のために考案された、テーラードスーツやトレンチコートを女性が身につけることによって、女性らしさが際立って見えることがあります。マニッシュやボーイッシュは男装ではありません。男性的な要素を取り入れることによって、女性らしい魅力を醸し出すテクニックなのです。
■女性らしさを演出する2つのポイント 女性らしさを醸し出すポイントは、次の2つです。
- ウエストをマークする。
- 3首(首・手首・足首)を見せる。
パーソナルカラーを応用したイメージ戦略
デートのためのファッションを考えるヒントは、2人の関係性にあります。今回は、4つのイメージとパーソナルカラーを組み合わせて、自分らしさを生かすヒントを探しましょう。 上図は、横軸に姉キャラと妹キャラ、縦軸に草食系と肉食系をとり、4つのイメージを示しています。この4つのイメージに、パーソナルカラーの4つの基本タイプを割り当てています。パーソナルカラーとは、その人に似合う色やイメージのこと。パーソナルカラーは、あなたの肌の色、瞳の色、髪の色と調和して、その人本来の魅力を引き出してくれます。
ご自分のタイプがわからない方は、記事「20秒で診断!パーソナルカラー(似合う色)診断 女性編」をご覧ください。
■スプリング(春)タイプ
実際の年齢よりも若く見られることが多いスプリングは、姉キャラ(左側)よりも妹キャラ(右側)のほうが、自分らしさを演出しやすいでしょう。
透明感のある肌、澄んだ瞳の持ち主は、見た目の印象は草食系。右上の「イノセント妹系」のキュートなイメージがぴたりと決まります。明るさと透明感のあるスタイルにすると、フレッシュな印象が引き立ちます。
艶やかな髪、キラキラ輝くような瞳の持ち主は、肉食系のイメージが似合います。右下の「ブリリアント妹系」を参考に、健康的なセクシーさを引き出す華やかなスタイルで、魅力をアピールしましょう。
【参考】
■サマー(夏)タイプ
サマータイプは、上品で落ち着いた雰囲気の持ち主が多いので、肉食系(下側)よりも草食系(上側)のイメージの方がしっくりします。
透明感のある白肌、髪の毛や瞳の色が明るい人は、見た目の印象は妹キャラ。右上の「イノセント妹系」のピュアなイメージが似合います。明るく涼やかな雰囲気を生かすと、持ち前の清潔感が際立ちます。
肌のきめが細かく、白目と黒目のコントラストが穏やかな人は、姉キャラの印象が馴染みます。左上の「ノーブル姉系」の上品なイメージを意識すると、奥ゆかしさと真の強さを引き出してくれるでしょう。
【参考】
■オータム(秋)タイプ
オータムタイプは、ナチュラルであたたかな雰囲気の持ち主が多いので、妹キャラ(右側)よりも姉キャラ(左側)のほうがなじみます。
さらりとマットな肌、穏やかなまなざしの持ち主は、見た目の印象は草食系。左上の「ノーブル姉系」の思慮深いイメージがしっくりします。さりげない着こなしほど、手を抜くと地味になってしまいますが、センスのよさは伝わるものです。
日焼けをするとすぐに小麦色になる肌質で、どこか日本人離れした濃さを持つ人は、肉食系がぴたりと決まります。左下の「ゴージャス姉系」を参考に、重厚感のあるコーディネートで、情熱と気品を兼ね備えた魅力を演出しましょう。
【参考】
■ウィンター(冬)タイプ
インパクトが強く、いつも目立ってしまうウィンタータイプは、草食系(上側)よりも肉食系(下側)のイメージのほうが、持ち前の個性を引き立ててくれます。
白目と黒目のコントラストが強く、艶やかな黒髪の持ち主は、妹キャラが似合います。右下の「ブリリアント妹系」を参考に、シャープで冴えた印象を強調すると、華やかな存在感が際立ちます。
肌の血色はよいほうではなく、やや重たい印象の髪や目の色の持ち主は、見た目の印象は姉キャラ。左下の「ゴージャス姉系」の成熟した大人の魅力を意識しましょう。持ち前の強さを生かして、艶やかな魅力を引き出しましょう。
【参考】
4つのイメージを表現する配色例
4つのイメージを表現するには、アイテムの選び方やスタイリングも重要ですが、ここでは、配色例をご紹介します。■イノセント妹系(透明感のある可愛らしい女性) 透明感と可愛らしさを兼ね備えた「イノセント妹系」は、軽やかな印象を与える明るい色づかいがぴったり。
スプリングタイプは、上の配色例のような色づかいで、若々しくフレッシュな印象に。サマータイプは、下の配色例を参考に、清楚で涼やかな印象を演出しましょう。
■ブリリアント妹系(華やかで活発な女性) 華やかなで活発な「ブリリアント妹系」は、地味な色が苦手。派手な色を着ても色に負けない強さがあります。
スプリングタイプは、上の配色例のような色づかいが、健康的な美しさを引き立てます。ウィンタータイプは、下の配色例を参考に、メリハリの効いた色づかいでくっきりとした存在感を演出しましょう。
■ノーブル姉系(穏やかで優しい女性) 穏やかで優しい「ノーブル姉系」は、控えめで洗練された色を品よく着こなします。
サマータイプは、上の配色例のようなクールでグレイッシュな色でエレガントに。オータムタイプは、下の配色例のようにナチュラルな癒し色でシックに。どちらのタイプも手を抜くと地味になってしまうので、雰囲気づくりを常に意識しましょう。
■ゴージャス姉系(大人の色香漂う女性) 大人の色香漂う「ゴージャス姉系」は、深みのある濃い色が似合います。
オータムタイプは、上の配色例のような深みのある渋い色を着るとリッチな雰囲気に。黒が似合うウィンタータイプは、下の配色例のような大人っぽい色を合わせると強さと華やかさが際立ちます。
パーソナルカラーはその人に似合う色を診断するだけと思われがちですが、その人に似合うイメージの方向性を探る手がかりにもなります。ファッションはその人の表層に過ぎませんが、ファッションにイメージが備わると、その人の内側にある物語を想像させます。デートの相手があなたの物語をもっと知りたいと思ったとき、恋が始まるのではないでしょうか。
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