忘年会やお正月、そして新年会。会食の機会が増える年末年始は体重が増えてしまう人が多いようです。その一方で、“筋肉女子”という言葉が流行し、トレーニングに励む女子が増えるなど、ボディのトレンドも変わってきています。

トレーニングを始めようと決意しても長続きしなかったり、食欲を抑えきれずに高カロリーなものをたくさん食べてしまったり。摂取カロリーと消費カロリーのバランスを整えれば、ダイエットは成功すると、頭ではわかっているのに、なかなか実践できないのが、ダイエットの難しさではないでしょうか。理想のボディに近づくためには、心と体のバランスを整えることが先決なのかもしれません。

トレーニングの効果を高める色

ウェアの色はトレーニングのモチベーションや効果に影響を与えます。

ウェアの色はトレーニングのモチベーションや効果に影響を与えます。

■代謝を上げる効果が高いのは「赤」
赤は脈を速くし、呼吸頻度を上げ、脳波のなかのアルファ波を減少させます。赤い環境では、筋力が13.5パーセント増えることを確認した調査もあります。このような生理的な影響に加え、視覚によって引き起こされる心理的影響もあります。

色と温度の知覚に関する研究では、赤やオレンジのような暖色は、青や緑のような寒色に比べると、体感温度を上げることが確認されています。特に寒さ対策が必要になる冬は、体感温度を上げる赤を身につけると、体を動かしやすくなるでしょう。

■活動指数を高める「ピンク」
ピンクは赤と白の性格をあわせ持つ色。ピンクは「明るい赤」なのですが、ピンクが与える影響は赤とはずいぶんと異なっています。ピンクは、血圧を下げ、拍動を減らします。エネルギーをそぎ、精神を安定させる効果も確認されています。このような効果は、赤よりも青に見られるので、ピンクは暖色でありながら、寒色のようなリラックス効果にも優れています。

しかし、ピンクと青を比較すると、ピンクは体力や前向きな気持ちを示す活動指数を高めることがわかりました。ピンクは積極性や幸福感を高める色。赤に比べるとその効果は穏やかですが、安定している人をより活動的にします。赤は強すぎると感じるときに取り入れてみてはいかがでしょうか。
ブルーとイエローの組み合わせは、お互いの難点を補い、バランスを整えます。

ブルーとイエローの組み合わせは、お互いの難点を補い、バランスを整えます。

■元気がないときに「青」は避けたほうがいい?
寒色系の青は、赤とは対照的に、鎮静効果に優れています。心身ともに元気なときは適していますが、気分が落ち込んでいるときは避けたほうがよいでしょう。青は、体感温度を下げ、催眠作用もあります。冬の寒い時期にはどちらかといえば不向きです。

しかし、青は心地よさを醸し出す作用があり、男女を問わず人気の高い色でもあります。元気がないときに、青を使うとしたら、赤やピンク、イエローなど活動的な色と組み合わせることをおすすめします。

■好奇心を刺激する「イエロー」
イエローも暖色なので、活気を与えますが、興奮作用はありません。太陽の光のようなイエローは、精神の働きを活発しに、好奇心を刺激します。気分が落ち込みがちなときに取り入れると、心身の状態を前向きにする効果があります。

好きな人にはぜひ取り入れていただきたいのですが、イエローは人気の高い色ではありません。青や緑と組み合わせると差し色になり、美しい調和を生み出します。寒色や中性色の難点を補い、バランスを整えてくれるでしょう。

摂取カロリーを抑える色づかいのコツ

赤、オレンジ、緑は、食欲を増進させる作用があります。

赤、オレンジ、緑は、食欲を増進させる作用があります。

■食欲を増進させる色の使い方
赤、オレンジ、緑は、食欲を増進させる色。キッチンやダイニングに取り入れると、料理が楽しくなり、賑やかな食卓を演出します。美味しそうな色は、暴飲暴食の引き金となることもありますが、食事の満足度を高める効果もあります。

香りや舌触りも味覚を左右する重要な要素ですが、視覚は味覚に対して最も影響を与えます。食事をするとき、料理を目で味わうことを意識すると、満腹感を得られやすいのではないでしょうか。

特に緑は、血圧を下げ、体の機能を再活性化させる効果があります。ストレスを感じているときは、サラダなどグリーンをたっぷりつかった料理を目で味わうことによって、心身のバランスを整えることを意識してみてはいかがでしょうか。
会話を楽しむことも、食事の満足度を高めます。

会話を楽しむことも、食事の満足度を高めます。

食事は、コミュニケーションの機会でもあります。オレンジは攻撃性は持たず、注意力を呼び覚まします。コミュニケーションをうながす作用があるので、会話を楽しみたいときに取り入れると好適です。オレンジには消化器の不調を癒す効果もあります。

■色の濃さは味の濃さに影響を与える
一般に味が濃いほうが、食事の満足度が高まります。ケチャップやフルーツシロップを使った実験で、味はそのままで色の濃さ(透明度)だけを操作したところ、色が濃いほうが味が濃いと感じることがわかりました。色が薄いと味気なく感じられ、満腹感を得られにくいと考えられます。

実験のように、料理の色だけを操作するのは難しいですが、色が濃い料理を選ぶと、少量で満腹感を得られやすいのではないでしょうか。

幸福な人が選ぶ色

好きな色は幸福感と密接な関係があります。

好きな色は幸福感と密接な関係があります。

好きな色はその人にとって好ましい影響を与えます。とはいえ、色の好みは極めて主観的で、それぞれの場面で好ましいと感じる色は違います。しかし、自分は幸福だと感じている人と幸福ではないと感じている人が選ぶ色は、異なる傾向を示します。

青は人気の高い色ですが、自分は幸せだと感じている人は明るい青を選び、気分が滅入っている人は暗い青を選びます。黄色は人気の高い色ではありませんが、自分は幸せだと感じている人は黄色を選ぶ傾向があります。

このように、色の好みは自分の心身の状態を知る手がかりになります。ストレスにさらされているときは、ダイエットを成功させるのは容易ではないはず。ストレスを和らげる色を取り入れて、バランスを整えることも、ダイエットを成功に導くひとつのきっかけになるのではないでしょうか。

まとめ

色の力はあまり意識されませんが、暖色か寒色かによって、刺激を受ける脳の場所は異なります。色は、生理的・心理的にさまざまな影響を与えますが、特に、色が与える生理的影響は、目を閉じていても作用します。皮膚と網膜は非常によく見た光感覚を持っているので、紫外線に当たると日焼けするように、皮膚は可視光線にも反応します。冬太りを解消し、ダイエットを成功に導くために、色の力を意識し、積極的に取り入れてみませんか。

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