赤い服を着た女性はモテる?

「赤」が及ぼす影響は別格で、身につけると魅力的にうつるそう

「赤」が及ぼす影響は別格で、身につけると魅力的にうつるそう

■「赤」は男女関係を左右する要因となりうる説
テルアビブ大学にて、社会科学部心理学科の教授を務めるタルマ・ローベルの著書『赤を身につけるとなぜもてるのか?』(2015年、文藝春秋)は、「身体化された認知」の研究を一般にわかりやすく解説したものとして注目され、2015年に日本語版が出版されました。

「身体化された認知」とは、人の思考や感情に影響を及ぼす無意識のこと。さまざまな研究を通して、温度、手触り、重さ、匂い、色などの外界の刺激が、人の思考や行動に影響を与えることがわかってきました。

タルマ・ローベルによると、さまざまな色の中でも「赤」が及ぼす影響は別格で、「赤」は男女関係を左右する要因となりうるそう。私たちは、赤い服を着た人を美しいと思い、その人に魅力を感じるということなのです。ただし、赤を着た人にどのような魅力を感じるのかは、男女や文化によって異なるようです。

■赤を身につけた女性はセクシーに見える?

女性の写真を使った実験では、背景の色を赤に変えるだけで、魅力が増すことがわかりました

女性の写真を使った実験では、背景の色を赤に変えるだけで、魅力が増すことがわかりました

例えば、アメリカやイスラエルで行われた実験では、赤を身につけた女性はセックスを連想させるため、男性を引きつけるという結果が出ました。多くの男性が、赤を身につけた女性をセクシーで魅力的だと感じ、セックスやデートをしたいと思い、たくさんお金を使ってもよいと答えたのです。

しかし、女性の感じのよさや聡明さに関する評価に、赤は影響を及ぼしませんでした。また実験が終わったあと、被験者の男性たちに実験の主旨を説明しても、自分の判断に限っては、色の影響を受けていないと答えたそうです。

■男性の赤は支配性のシグナル

男性は赤を身につけると、地位が高いという印象を相手に与えます

男性は赤を身につけると、地位が高いという印象を相手に与えます

一方、男性も赤を身につけると、女性を引きつけますが、主に支配性のシグナルとして機能するという結果が。赤を身につけた男性を見た女性たちは、地位が高く、将来成功する潜在能力が大きいと判断しました。しかし、女性を誘惑しようとするときに赤を身につけると、よほど恵まれた容姿でない限り、かえって印象が悪くなることもわかりました。

■赤の力を活用するヒント

ネイルの色を赤にするだけで、セクシーが増します。

ネイルの色を赤にするだけで、セクシーが増します

上記の結果は、あくまで海外での話ではありますが、男性からセクシーに見られたい女性は、ファッションやメイクに赤を取り入れるといいかもしれません。しかし、プラトニックなデートをしたいときは、赤は避けたほうがよいでしょう。

男性は、支配性を印象づけたいときに赤を身につけるのはありかもしれません。誘惑の手段として赤が力を発揮するか否かは、容姿によって左右されます。

私たちの選択や行動に影響を与えるのは、色だけではありませんが、赤の影響力の強さは知っておいて損はありません。

黒髪、茶髪、金髪……与える印象はどう違う?

髪の色を明るくすると、華やかな印象になります

髪の色を明るくすると、華やかな印象になります


■ロンドンでは、髪の色で収入が違う

欧米では、髪の色が女性の魅力に与える影響についても、研究が行われています。例えば、1人の女性が、毎日違う色のかつら(ブロンド・褐色・赤毛)をつけてナイトクラブに通い、彼女に声をかける男性の数を数えました。ブロンドのかつらをつけて出かけたときは60人、褐色のかつらのときは42人、赤毛のときは18人でした。

このように、ブロンド女性は男性からモテるのですが、褐色や赤毛の女性よりも頭が悪く、仕事をこなす能力は劣っていると思われやすいようです。

またロンドンの金融業界を調査したところ、ブロンド女性は人口比率よりも少なく、赤毛の女性は多いことがわかりました。また、女性の収入を比較した調査によると、ブロンド女性は褐色の髪の女性よりも少ない傾向を示します。

■黒髪の魅力は神秘性

日本でも同様の研究が待たれるところですが、日本人男性の多くは黒髪の女性に、憧れに似た感情を抱く傾向があるようです。一度も染めたことのない黒髪は、神秘的な魅力を放ちます。しかし、黒髪は重く硬く見え、真面目すぎて野暮ったい印象を与えることもあります。髪の色を明るくすると華やかになりますが、明るくしすぎると、不真面目で荒んだ印象を与えることもあります。

記事「職場で愛される、社会人のヘアカラー・髪色選び」で、業種や企業別に髪の色の明るさの基準をご紹介しています。ぜひ、ご参考になさってください。

黒目がちな眼差しは、若々しく見える

■茶色の瞳の男性が醸し出す信頼感
欧米では、瞳の色が男女関係に与える影響についても、研究が行われています。青い瞳の男性は、青い瞳の女性に惹かれますが、青い瞳の女性は、男性の瞳の色にはこだわらないことがわかりました。茶色の瞳の男性は、自分の瞳の色に不満を抱きがちですが、青い瞳の男性よりも、信頼されやすい傾向を示しています。

■黒目の印象は魅力を高める

日本人の瞳の色をよく見ると、茶色や緑色のニュアンスが含まれています。

日本人の瞳の色をよく見ると、茶色や緑色のニュアンスが含まれています。

日本では、20代の女性を中心に、黒目を大きく見せるサークルレンズの市場が拡大しています。黒目の大きさは、生まれて大人になるまで、ほとんど変わりません。サークルレンズで、黒目をひとまわり大きく見せると、黒目がちな赤ちゃんの印象に近づくため、可愛らしく、若々しく見えます。

黒目の黒さや輪郭を強調するサークルレンズは、シャープでドラマティックな眼差しを演出します。あたたかみのあるブラウン、ニュアンスのあるヘーゼルなど、わずかに色みを帯びたサークルレンズは、瞳の印象を柔らかく見せたり、輝きが増したように見せる効果もあります。

黒目の大きさを強調しすぎると、不自然になってしまいますが、サークルレンズを上手に活用すると、ナチュラルなアイメイクでも、印象的な眼差しを演出しやすくなります。
黒目をひとまわり大きく見せるサークルレンズ。

黒目をひとまわり大きく見せるサークルレンズ

日本の少女漫画のヒロインは、大きな黒目に星が輝いています。日本人男性は、濃いメイクの女性を敬遠する傾向があります。サークルレンズやカラーコンタクトレンズを愛用する女性たちは、黒目の印象が魅力を高めることに気づいているのかもしれません。


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