Point1 便器や便座のデザインにこだわる
トイレのプランニングの際には、便器や便座の性能や使い勝手に配慮することはもちろんですが、そのデザイン性にもこだわりたいもの。一般的な住宅のトイレは、洋風便器と便座、水をためておくタンクの組み合わせですが、すっきりとしたデザインが特徴のタンクレストイレを取り入れるプランも増えてきています。最近では、カラーバリエーションを揃えた商品シリーズもみられ、好みの空間を実現することが可能。タンクのあるタイプや温水洗浄便座のデザイン性も高まり、空間に馴染む形状のタイプが多くみられるので、コーディネートしやすいでしょう。オブジェのようなタンクレストイレが大人の空間を生み出す。[サティスGタイプ セットプラン Plan-1604] シャワートイレ一体型便器(タンクレス)] LIXIL
Point2 手洗い器や水栓金具で個性を演出する
タンクレストイレや手洗いなしタイプのタンク式トイレを取り入れた場合に必要になるのが手洗器。どのような手洗器を取り入れるかによって、トイレ空間の雰囲気も大きく変わります。手洗器(ボウル)を壁に設置したり、カウンターを設けたり、収納キャビネットが一体化したタイプを組み合わせたり、さまざまなスタイルが考えられるでしょう。和の雰囲気を持つ信楽焼の手洗い器。 [手洗器 CEV500-GV ] セラトレーディング
Point3 空間に合わせてトイレアクセサリーをコーディネートする
モダンで合理的なデザインが空間のポイントになる。[Trend EC0200+EC0205 ペーパーホルダ―] セラトレーディング
水まわりメーカーにも、衛生陶器や水栓金具などとコーディネートしやすいデザインが揃っていますし、DIYショップやネットショップなどでも手軽に購入することが可能。シンプルでモダンなデザインやクラシカルな雰囲気を持つ金属製、エレガントな可愛らしい陶器製、ナチュラルな木製など、空間に合わせて選ぶことができるでしょう。デザイン性はもちろん、ペーパーやタオルの交換のしやすさも確認しておきたいポイントです。
Point4 いつでも心地よく、冬の暖かさも確保する
脱臭、暖房機能付き「ナノイー」機能パネル。真空断熱材とPTCヒーターを組み合わせた薄型複写パネルで無駄なく暖房する。 [アラウーノ・ルーム UNOS(ウーノス)] パナソニック エコソリューションズ
Point5 快適な空気環境を保つ
フィルターでホコリをカット。人の出入りをセンサーが感知して換気扇を自動運転する。 [FY-08PFRY9VD パイプファン] パナソニック エコソリューションズ
たとえば、照明のスイッチを入れると換気扇も作動、照明スイッチを切った後、しばらく経ってから換気扇が切れるタイプであれば、トイレの使用後に作動することで、臭いや湿気を排出することが可能。センサーで入室を感知し自動運転、タイマーで自動OFFするタイプは、つけ忘れや消し忘れを防ぐことができるでしょう。また、臭いを軽減する機能を持つ壁材を取り入れたり、脱臭・消臭機能付きの便器を選ぶこともひとつの方法でしょう。
Point6 掃除がしやすいアイテムで快適さを保つ
トイレは、いつでも清潔な空間としておきたいもの。各社の便器や便座には、形状や加工などによって、汚れがつきにくく落しやすいもの、独自の洗浄方式で汚れを落とすものなどがみられます。また、床材や壁材などにも、耐水性やアンモニアに対しての強さがあるなど、掃除がしやすい素材を選ぶことで、心地よい空間を維持することができるでしょう。トイレは、便器や便座などの衛生陶器を選ぶことはもちろん重要ですが、家族やお客様も使用する場所なので、居心地のよさ、快適さにも充分配慮したいもの。リビングなどの居室と同様に、空間全体でプランニングすることが大切でしょう。
【関連記事】
- トイレの種類と特徴&商品最新傾向
- サニタリー(浴室・洗面・トイレ)空間のプランニング
- 省エネ性、快適性もアップ!温水洗浄便座の種類と特徴
- トイレの価格はココで変わる
- トイレ手洗器の種類と特徴・選び方のポイント
- クッションフロア、タイルetc.トイレ床材の種類と特徴
- トイレがすっきり使いやすくなる収納プランのポイント
- 換気扇の種類と特徴&基礎知識/洗面・トイレ編
- 満足いくトイレを選ぶためのショールーム活用法
- 水道・光熱費にも大きく影響する浴室の最新省エネ設備
- 毎日家族が使用する洗面プランで取り入れたい省エネ設備