トイレは掃除のしやすさに配慮して選びたい

トイレは、家族みんなが日々何度も使用する大切な設備機器。新築やリフォームの際には、機能性やデザイン性、価格などはもちろんですが、清潔さを保つため、掃除のしやすさにも十分に配慮して選びたいものです。各メーカーからは、さまざまな工夫を施し、独自の技術などによって、汚れにくく掃除のしやすい商品、清潔で美しさを保つことができる商品が揃っています。
 
新素材の「アクアセラミック」は、汚れと陶器の間に水を入り込み、水が持つ油と反発し合う性質を利用して汚れを浮かび上がらせる。 [アクアセラミック] LIXIL  http://www.lixil.co.jp/

        新素材の「アクアセラミック」は、汚れと陶器の間に水を入り込み、水が持つ油と
        反発し合う性質を利用して汚れを浮かび上がらせる。 [アクアセラミック]   
        LIXIL 
 

トイレの掃除のしやすさを確認する際には、便器部分と便座部分のそれぞれをチェックすること。メーカーごとに特徴があるので、どこが違うのか、具体的にショールームで比較検討することが大切でしょう。
 

チェックポイント1 便器の素材や表面仕上げの工夫

便器の掃除のしやすさ、汚れにくさを実現するためには、まず、便器の素材や表面仕上げなどの工夫が挙げられます。たとえば、汚れが浮かび上がるような新素材であったり、汚れがおちやすいように陶器表面の凸凹をなめらかに仕上げたもの、ぬめりや黒ずみの原因となる水アカがつきにくい有機ガラス系の素材を用いた商品もみられます。各メーカーそれぞれ特徴があるので、ショールームでは、アドバイザーからしっかりと説明を受けるようにしましょう。
陶器表面の凸凹を100万分の1mmのナノレベルでなめらかに仕上げており、汚れがツルっと落ち、美しさが持続。また、親水性が高く、水になじみやすいので、汚物を流れやすくする。[セフィオンテクト] TOTO  https://jp.toto.com/

        陶器表面の凸凹を100万分の1mmのナノレベルでなめらかに仕上げており、
        汚れがツルっと落ち、美しさが持続。また、親水性が高く、水になじみやすいので、
        汚物を流れやすい。[セフィオンテクト]  TOTO
  

 

チェックポイント2 便器のフチ形状の工夫

便器の形状にも配慮がなされているタイプが増えてきています。特に汚れが溜まりやすく、掃除のしにくいフチ部分は、各メーカーともに、簡単に拭くことができる、すっきりとしたタイプが揃っています。汚れがついても見えにくい裏部分がないのも特徴でしょう。
汚れる部分をなくしたデザインで、サッとひと拭きできる。[スマートフチ形状]  LIXIL  http://www.lixil.co.jp/

汚れる部分をなくしたデザインで、サッとひと拭きできる。[スマートフチ形状]  LIXIL 

チェックポイント3 洗浄水流、方法などの工夫

最近のトイレは節水性能が高まり、少ない流水で効率よく、汚れを落とす技術も進んでいます。吐水口を増やし形状の工夫をすることで、水流や勢いなどをコントロールし洗浄力を高めたり、渦を巻くような洗浄水流で、汚物が付着しやすい便器後方に勢いよく水が当たり汚れを洗い流すものなども。また、洗浄水流だけでなく、洗剤の泡で汚れを落とすタイプなどがみられます。
流すたびに泡と水流で洗う。市販の台所用合成洗剤(中性)を使用し、泡のパワーでしっかり洗浄する。[アラウーノ 激落ちバブル] パナソニック エコソリューションズ http://sumai.panasonic.jp/

流すたびに泡と水流で洗う。市販の台所用合成洗剤(中性)を使用し、泡のパワーでしっかり洗浄する。[アラウーノ 激落ちバブル] 
パナソニック エコソリューションズ
 

チェックポイント4 飛びはねに対する工夫

トイレそのものではありませんが、男性が立って用をたす場合の飛びはねで、床や壁の汚れが気になる場合もあるでしょう。便座内の水位を下げたり、泡で水面を覆うなどして飛びはねを抑える商品も揃っています。
泡のクッションで飛びはね受け止める他、フチの立ち上がり、便座と便器の構造で漏れや垂れなどの汚れを抑える。 [アラウーノ トリプル汚れガード] パナソニック エコソリューションズ http://sumai.panasonic.jp/

泡のクッションで飛びはね受け止める他、フチの立ち上がり、便座と便器の構造で漏れや垂れなどの汚れを抑える。 [アラウーノ トリプル汚れガード]  パナソニック エコソリューションズ
                                                                                

チェックポイント5 清潔さを高める工夫

便器の汚れを落とすだけでなく、より清潔さを高める技術もみられます。たとえば、プラズマクラスター(※)を搭載することで、便器鉢内にプラズマクラスターイオンが行きわたり、浮遊カビ菌や付着菌を除菌するもの、水に含まれる塩化物イオンを電気分解して作られる除菌成分(次亜塩素酸)を含む水で除菌する商品などもみられます。
 
※プラズマクラスターロゴ及びプラズマクラスター、Plasmaclusterは、シャープ株式会社の商標。
使用前にミストをふきかけ、汚れをつきにくくし、使用後と8時間使用しない場合に「きれい除菌水」のミストを自動でふきかけ、見えない汚れを分解、菌を除菌する。[除菌水]  TOTO  https://jp.toto.com/

使用前にミストをふきかけ、汚れをつきにくくし、使用後と8時間使用しない場合に「きれい除菌水」のミストを自動でふきかけ、見えない汚れを分解、菌を除菌する。[除菌水]   TOTO
  

チェックポイント6  便座形状や素材の工夫

便座の形状は便器同様に、すっきりとしたタイプが多くみられ、つぎ目を無くして汚れがたまりにくくした商品も増えてきています。便器便座の一体型タイプであれば、便器と便座の間の掃除がしやすいように、便座がリフトアップするもの、取り外すことができるものなどがみられ、拭き掃除のしやすさが向上しています。
 
形状の工夫だけでなく、素材そのものにも配慮したタイプも。汚れをはじき、汚れてもひとふきでお手入れできる樹脂などを用いた商品もみられます。
すき間や段差がほとんどないため、ふき掃除が楽に。[アラウーノ スキマレス設計] パナソニック エコソリューションズ http://sumai.panasonic.jp/

すき間や段差がほとんどないため、ふき掃除が楽に。[アラウーノ スキマレス設計]  パナソニック エコソリューションズ
 

チェックポイント7 洗浄ノズルの工夫

温水洗浄のノズルも清潔さを保ちたいところです。汚れにくい素材を用いたもの、使用前後に水で自動洗浄するタイプ、除菌も可能な商品などもみられます。使用していないときも定期的に洗浄するものであれば、清潔さも長持ちするでしょう。また、ノズルの先端を取り外してお手入れができるタイプもあります。
 
使用前後に水でノズルを洗浄する「セルフクリーニング」、「きれい除菌水」で使用後にノズルの内側と外側を自動で洗浄・除菌。使用していないときも定期的に「きれい除菌水」でノズルを洗浄。[ノズルきれい] TOTO  https://jp.toto.com/

        使用前後に水でノズルを洗浄する「セルフクリーニング」、「きれい除菌水」で
        使用後にノズルの内側と外側を自動で洗浄・除菌。[ノズルきれい]  TOTO
  
 

チェックポイント8 便器・便座の全体デザインの工夫

最近では、便器や便座、タンクなど、全体のデザインをすっきりしたタイプが多くみられます。凹凸やつぎ目を少なくし、汚れやホコリがたまりにくくしたフォルム、便器の後ろにある給水管や給電コードなどの形状や位置などに配慮することで、清掃性を高めた商品も揃っています。
 

ショールームでは性能実験などを確認し比較検討を

リモコン操作で上昇するため、すき間の掃除が可能に。汚れを落とすことができるので、ニオイも削減。[お掃除リフトアップ]  LIXIL  http://www.lixil.co.jp/

       リモコン操作で上昇するため、すき間の掃除が可能に。汚れを落とすことができるので、
       ニオイも削減。[お掃除リフトアップ]  LIXIL
  

トイレを選ぶ際には、ショールームで確認することが基本。具体的な機能や性能を確認できる、実験コーナーなどを設けたショールームも増えているので、必ず説明を受け、見ただけでは分からない特徴、他社との違いなどをチェックすることが大切です。
 
また、ショールームによっては、実際に使用できるショールームのトイレに、新商品を設置している場合もあります。機会があれば使用し、使い勝手を含めて確認してみるのもいいでしょう。


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