薦田氏、惜しくも入賞を逃す
薦田氏のフレア
フレア部門には46ヵ国からの代表エントリーがあった。わたしはフレア競技をこれまで国内での2大会ほどしか観戦したことがなく、よくわかっていない。しかしながら今回のIBA大会のフレア競技を観戦してショー的要素だけではない、高度なテクニックに魅了されてしまった。
フレア部門の日本代表は薦田匡史(こもだまさし/香川県高松市「バー&フレアRecommend」)氏。歌舞伎のメイクでのパフォーマンスに会場は大いに盛り上がった。しかしながら健闘及ばず入賞を逃した。
歌舞伎のパフォーマンスで魅了
「アジアでの大会でも歌舞伎の演出は人気を得たので、世界大会もいける手応えはありました。とはいえ、海外の選手のほうがテクニックは高度だと思っていましたから、とにかくミスなく、とパーフェクトを目指したのですが、何度かボトルを落下させてしまいました。それが悔しいですね」(薦田氏)
技術的な面のことに関して、わたしはまったくわからない。ただ、海外の選手との体格差を実感するとともに、見た目の技の大きさには魅了されてしまう。腕の長さ、手のひらの大きさもあるだろう。そのため動線が大きく、ボトルの浮遊感も違って見える。なかでも東欧、北欧、中南米の国々の選手は素人目にも高い技術を誇っているように感じられた。
海外選手の競技を見つめる薦田氏
薦田氏は「悔しいですが、今後はできるだけミスを犯さないようテクニックを磨き、より安定感を身につけたい」と語ってくれた。たしかに残念ではあったが歌舞伎のパフォーマンスは海外の観客からも大きな歓声と喝采を浴び、日本代表としての重責を十分に果たした競技ぶりだった。
ちなみにフレア部門優勝者はポーランド代表選手だった。(撮影/川田雅宏)
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