クリスチャン・ディオール 香りの庭
ファッションデザイナーとして世界的に有名なクリスチャン・ディオールが最初にデザインしたのは、ドレスではなくガーデンだった! というのはちょっと驚きですね。本ショウでは、ガーデナーのマーク・チャップマン氏が、ディオールの愛した庭を会場に造り上げました。日仏の『階・・・きざはし・・・』
インスタレーション特別展示として登場したのは、アクション派女優として活躍された志穂美悦子氏。現在は、フラワーアーティストとして活動されていて、空間を含めた全体を作品とみなすという手法、「インスタレーション」で会場を彩ります。下の画像は作品をサイドから撮影したものですが、空間をまるごとフレームに収めることができないので、インスタレーションという手法は体感するのが一番でしょう。
ちょっと違う?第18回国バラショウ
さて、会場内を駆け足でご紹介してきましたが、載せきれなかった画像はスナップ集でご紹介するとして、ここでちょっとガイドの感想を。いつもプレビューで訪れると写真撮影だけでも2時間くらいかかっていたのが、今回は1時間ほどで終わり「?」と。ハタと振り返ると、いつも出展されていたケイ山田氏や、駅から会場までのアプローチを飾るユメミファクトリーの可愛いお家の姿がなかったことに気付きました。
加えてコンテストのガーデン部門が、これまで面積に応じたAとB、そしてフロントガーデンと3カテゴリーで構成されていたのが、今回はAとBの2カテゴリーしかなかったため展示数が少なく感じられました。
昨年とはガーデンそのものの面積も異なるので単純には比較できないのですが…
17回A:6×4=24平米 14作品
18回A:7.2×3.6=26平米 18作品
17回B:12平米 12作品
18回B:3.6×2.4=9平米 20作品
17回フロントガーデン:2.4×2.4 16作品
…となりました。数の上では4作品の差という結果ですが、体感的にはもっと大きく、これまでのショウを知っている方たちにとっては少し寂しく感じられるかもしれません。
しかしその分、通路が広くゆったりととられ、歩きやすい・見やすいというメリットもありました。また、私もいつもなら時間が無くてじっくりと見ることが叶わなかった、ガーデンの細部や切り花、ミニチュアローズの鉢植えコンテストなども丹念に見て回ることができました。
華やかなガーデンは目を惹きますし、せっかく訪れたならアレもコレもたくさん見たいという気にもなりますが、疲れてしまうのもまた事実。それに家に帰ればせいぜい数種のバラと向き合う毎日ですし(これはあくまでも私の場合ですが…)、時代の流れとともに生活様式が変わるように今後はショウのあり方も少しずつ変わっていくのかもしれませんね。
ということで、続きはスナップ集でお楽しみください!