美容食・インナービューティー/美肌を作る生活習慣

新事実!老化の原因「隠れ炎症」をケアする食生活

老化の原因は、紫外線、ストレス、加齢……。そして今、その存在が明るみになってきた「炎症」。お肌の老化にも多大な影響を及ぼす「隠れ炎症」は早めの大切が必要です。今回は隠れ炎症ケアと対策についてご紹介します。

鈴木 絢子

執筆者:鈴木 絢子

美容サプリメント・美肌作りガイド

肌老化に影響甚大!「隠れ炎症」って何?

皆さんは、老化の原因についてご存知でしょうか? 紫外線、ストレス、加齢……など、その原因は多岐にわたるものの、その中でも「炎症」というキーワードが今話題となっています。今回は、お肌の老化にも多大な影響を及ぼす「炎症」のケアと対策についてご紹介します。
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炎症が意味する物とは・・・?



誰にでもある!「隠れ炎症」の火種とは

私たちの体内では、常に「自覚症状のない小さな炎症」が発生しています。それが加齢にともなって慢性化していく傾向にあるのです。

同志社大学 生命科学研究科 アンチエイジングリサーチセンターの米井嘉一教授によれば、30代半ばあたりから炎症の影響が顕著に現れるようになり、40歳を過ぎた頃には、多かれ少なかれ誰もが「隠れ炎症」を抱えている状況になるのだとか。今や国民病ともいえる生活習慣病や、美容・健康の大敵である老化には、この「隠れ炎症」が密接にかかわっていることが明らかになりました。


隠れ炎症の進行に要注意!

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隠れ炎症は火種がくすぶっている状態

そもそも、邪体内に細菌やウイルスが入ってくると、免疫細胞(白血球)が炎症を引き起こすさまざまな物質(炎症性サイトカイン)を放出して攻撃します。その際に自らの細胞までダメージを受けてしまい、結果的に風邪をひいた際に熱が出たり、のどが腫れたり……。そんな現象が起こるのも「炎症」のため。炎症とは本来、生体の防御反応であり、決して悪いモノではありません。むしろ、体内で免疫細胞が闘っている証なのです。

しかし、その炎症が表面化せず内部でくすぶっているのが、「隠れ炎症」という状態。これが進行すると、体のさまざまな部分で老化の原因が作られてしまいます。

体の面積の中でも最も大きいのが皮膚ですが、皮膚内部で隠れ炎症が進行すると、シミ・シワ・たるみなどの肌老化の原因になります。さらに、血管中では動脈硬化・高血圧などのメタボリックシンドロームの原因になったり、脳内ではアルツハイマーや認知症の原因にもなることもあるので、放っておくのは大変危険なのです。

>>隠れ炎症をケアする食事と食生活とは?

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