肌老化に影響甚大!「隠れ炎症」って何?
皆さんは、老化の原因についてご存知でしょうか? 紫外線、ストレス、加齢……など、その原因は多岐にわたるものの、その中でも「炎症」というキーワードが今話題となっています。今回は、お肌の老化にも多大な影響を及ぼす「炎症」のケアと対策についてご紹介します。炎症が意味する物とは・・・?
誰にでもある!「隠れ炎症」の火種とは
私たちの体内では、常に「自覚症状のない小さな炎症」が発生しています。それが加齢にともなって慢性化していく傾向にあるのです。同志社大学 生命科学研究科 アンチエイジングリサーチセンターの米井嘉一教授によれば、30代半ばあたりから炎症の影響が顕著に現れるようになり、40歳を過ぎた頃には、多かれ少なかれ誰もが「隠れ炎症」を抱えている状況になるのだとか。今や国民病ともいえる生活習慣病や、美容・健康の大敵である老化には、この「隠れ炎症」が密接にかかわっていることが明らかになりました。
隠れ炎症の進行に要注意!
隠れ炎症は火種がくすぶっている状態
しかし、その炎症が表面化せず内部でくすぶっているのが、「隠れ炎症」という状態。これが進行すると、体のさまざまな部分で老化の原因が作られてしまいます。
体の面積の中でも最も大きいのが皮膚ですが、皮膚内部で隠れ炎症が進行すると、シミ・シワ・たるみなどの肌老化の原因になります。さらに、血管中では動脈硬化・高血圧などのメタボリックシンドロームの原因になったり、脳内ではアルツハイマーや認知症の原因にもなることもあるので、放っておくのは大変危険なのです。
>>隠れ炎症をケアする食事と食生活とは?