バレエ/バレエ観劇の関連情報

パリ・オペラ座 エルヴェ・モロー インタビュー!(6ページ目)

パリ・オペラ座バレエ団エトワール、エルヴェ・モローが自身の企画『Stars in the Moonlight 月夜に煌めくエトワール』をもって来日公演を実現! 共演にマチュー・ガニオ、ドロテ・ジルベールを迎え、豪華ステージを繰り広げます。ここでは、来日公演を控えたモローにインタビューを敢行。ステージへの想いをお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

バレエガイド


これまでさまざまなパートナーと踊ってきました。なかでも印象的なダンサーといえば?

モロー>オーレリ・デュポン、イザベル・シアラヴォアラ、エレオノラ・アバニャート、アマンディーヌ・アルビッソン、アニエス・ ルテステュ……。一緒に踊ったひとはみんな好きなので、ひとりには絞れないですね。同じ作品であってもパートナーが変わるとそのときそのときで新しい作品が生まれる印象があり、それはとてもうれしいことでもあります。

ずっと同じパートナーと踊っていると、信頼関係が生まれるという良い面もありますが、やはりルーティーンになっていってしまうような面もあるかもしれません。あるパートナーと非常に上手くいった作品を、また違うパートナーと踊るのもとても興味深い経験です。

ph

『トリスタンとイゾルデ』マチュー・ガニオ/ドロテ・ジルベール(C)James Bort


エトワールでいられる時間は限られています。そのキャリアの中で成し遂げたいものとは?

モロー>若いエトワールだったときは、自分が踊ったことのない作品をどんどん経験していきたいという願いがありました。その想いは実現したので、とりあえずミッション・コンプリートです。

時間が経った今、自分が興味を持っているのはクリエイションです。今回の恩恵さんもそうですが、振付家が私のためにクリエイションをしてくれるというのは自分にとって非常に特別な経験であり素晴らしい経験です。これからもオペラ座の外での活動に取り組んでいくことで、自分のために作品をつくってもらえるような機会を増やしていきたいと思っています。

ph

(C)Ann Ray


最後に、日本のファンにメッセージをお願いします。

モロー>私の大切な日本のみなさんにこのプロジェクトをご紹介できることをとてもうれしく思っています。新しい作品も沢山ありますので、それらをみなさんと分かち合えたらと願っています。

  • 前のページへ
  • 1
  • 5
  • 6
  • 7
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます