栗の下ごしらえをマスターしよう
栗の下ごしらえ方法を紹介
ここでは栗の下ごしらえの方法を紹介しています。一度マスターしてしまえば、思っている以上に簡単ですよ。
皮のむき方と下ごしらえの方法
■熱湯に浸けてからむく最も一般的な栗の皮のむき方は、熱湯に浸けて、鬼皮を柔らかくする方法です。
1:栗を熱湯に1時間浸ける
たっぷりのお湯に浸けます
2:包丁で栗の座の部分を切り落とす
底のザラザラした部分を切り落とします
座の部分は固いので、ステンレスの包丁よりは、菜切り包丁など、重みのある鉄製の包丁を使った方が切りやすいです。ステンレスの包丁しかない場合は、かぼちゃの皮をむく要領で、体重を刃に乗せながら座を切り落としましょう。
3:栗の鬼皮と渋皮をむく
鬼皮をむきます
4:栗のアクを抜く
水に浸けてアク抜きします
■圧力鍋で加熱してからむく
圧力鍋で加熱すると鬼皮がとても柔らかくなるので、渋皮ごときれいにむけます。
1: 栗がかぶるくらいの水を入れ、加圧したら5~10分加熱します。
2: 火を止めて減圧してからふたを開けます。
3: 鬼皮が柔らかくなっているので渋皮ごとツルンとむけます。
【熱湯に浸けてからむく】の工程2以降のステップ同様、皮をむいてアク抜きします。
加熱しすぎると栗の実の部分も柔らかくなりすぎて、形が崩れてしまうことがあるので気をつけてください。その場合はペーストにしましょう。
栗を調理する際の注意点
蒸し栗は、竹串で火が通っているか確認しましょう
- 下ごしらえした栗は、全体に火が通っていないので、加熱調理してしっかりと火を通す必要があります。ごはんと一緒に炊き込んで栗ごはんにしたり、甘露煮やマロンペーストにしたり、煮物や炒め物にしましょう。
- 強火で10分蒸すと、甘くてほっくりした蒸し栗になります。粗熱が取れてから皮をむけば、むいたものをそのまま食べることができます。蒸したら竹串などを刺して火の通りを確認してみてください。
- 鬼皮に切り込みを入れて、200度のオーブンで20分ほど焼くと、甘くて香ばしい焼き栗になります。栗の切り込みがめくれてくるので、竹串を指して、火の通りを確認してから食べてみてください。
ガイドから栗の下ごしらえについてワンポイントアドバイス
渋皮は、よく研いだ包丁でむくようにしましょう。地道な作業ですが、お湯に浸けて皮を柔らかくしておけば、それほど力を入れずにむけるはずです。市販されている、栗の皮むきはさみなどもありますので、上手に利用してみてもよいでしょう。
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