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大貫勇輔×宮尾俊太郎『Clementia』インタビュー!(5ページ目)

コンテンポラリーダンサーの大貫勇輔さんとバレエダンサーの宮尾俊太郎さんが出演するコラボレーション企画『Clementia ~相受け入れること、寛容~』。大親友でもあるふたりがダンスのジャンルの壁を越え、待望の初共演を果たします。開幕を前に、大貫さんと宮尾さんにインタビュー! 作品への想いと意気込みをお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

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舞台に向け、身体づくりのために何か実践していることはありますか?

宮尾>小麦と砂糖を抜いてます。ジョコビッチの本で読んだんですけど、彼はもともとグルテンアレルギーで、食事を変えてからいきなり世界ランク一位になったとか。グルテンが身体に良くないらしくて、今小麦抜きがアメリカで流行ってるみたい。確かに辞めてから目覚めが良くなったし、肌の調子もいい。でも二週間ぶりに食べたら、一気に具合が悪くなったんです。以前はこれが毎日だったんだって気づいて……。避けてるのは、パン、パスタ、麺。代わりに少量の玄米と野菜を中心に食べるようにしています。

大貫>僕は食べる量を少し減らしてるくらい。あと夜はなるべくお米を食べないようにしています。

宮尾>でもお互い仕事以外の生活スタイルを何とかした方が、身体づくりのためにはよっぽど効率がいいような気がするけどね(笑)。

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共演することになり、一緒に飲みに行く機会もまた増えたのでは? おふたりはお酒はどのくらい嗜むのでしょう?

宮尾>本当に嗜む程度ですよね(笑)。

大貫>僕はいつもべろべろになってるから、結局宮尾さんがどれくらい飲んでるか知らないんです。いつもだいたいビールを飲んで、白ワインのボトル、赤のボトル、そのあとは覚えてない。もう一本飲んでるのか、ウイスキーを飲んでるのか……。

宮尾>僕は飲んでもあまり変わらないんです。どんどん顔がだらしなくなるくらい。だからべろべろになった大貫くんを見て、静かにフフッて笑ってます(笑)。

大貫>宮尾さんがだらしない顔してるの見たことないよ。べろべろになっても、話したことは覚えてる。よく作品のこと話してますよね。

宮尾>基本的に真面目な話だよね。

大貫>2割くらいはバカな話もしますけど、8割は真剣な話。同じ舞台を観に行ったりすると、宮尾さんはどう思った、僕はこう思ったとか話したり。

宮尾>この前大貫くんに誘われて『100万回生きたねこ』を観に行きました。以前は全く舞台を観に行くことってなかったけれど、今年はすごく行ってますね。コンテンポラリーや宝塚、ミュージカルとか、小さい舞台から大きな作品まで、とにかくいろいろ幅広く観ています。やっぱりバレエジェンツで演出振付をするようになったのが大きい。実際舞台を観に行くと、こんなに多くの種類の作品があるんだと改めて気付いたし、すごく勉強になってます。バレエは形式美の世界だけれど、観せ方にしても、もう少し自由な部分があってもいいのかなと思って。頭が堅くなってしまいがちなので、それを崩すようにしたり、実際崩しても成立できるんだなって発見がありました。

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