一時的な精神疲労
すぐにリラックスしたいときに
アミノ酸のGABAやテアニン、ハーブのバレリアンなどは、摂ってから30分くらいで緊張を和らげてくれます。緊張したりストレスを受けることが事前にわかっているときは「30分くらい前」に摂っておいたり、心と体が緊張してなかなか眠れない日は「寝る前」に使うというのもおすすめですよ。
慢性的な精神疲労
落ち込みからなかなか回復できないときに
ずっと気分が落ち込んでいるときに、まず試してみたいのがビタミンB群です。ビタミンB群に含まれるB1・B2・葉酸などは、それぞれが神経を正常な状態に保つのに必要な栄養素です。食事で十分とれていなかったり、体の疲れが続いて多く消費されてしまうと不足状態になり、精神的な不調(イライラ・落ち着かない・集中力や記憶力の低下)につながることも。色々な成分を試す前に、まずはビタミンB群の不足を解消しましょう。
そして、食事やサプリメントに加えて軽い運動や、生活リズムを整えることも実行してみましょう。
この他に、アミノ酸の1種であるトリプトファンやGABAなど、脳内の神経伝達に関わる成分やその材料なども、心を落ち着けたり気分の落ち込みを改善する効果が期待できます。
また、一時的な強いストレスや更年期など、ある程度期限があることが見えている落ち込みなら、軽い抗うつ作用を持つハーブのセントジョーンズワートも良いかもしれません。セントジョーンズワートは、他の医薬品の効果に影響を与えることが多いので、病院を受診する際は、必ず使用していることを医師に報告してください。
自分で解消できないようなつらい精神疲労の場合、病院やカウンセラーの助けが必要な場合もあります。精神疲労に関しては「自分で解決しようと無理をしすぎないこと」も大切です。