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DDD横浜プロデューサー、佐藤まいみインタビュー!(3ページ目)

この夏開催を迎える三年に一度のダンスの祭典「Dance Dance Dance @ YOKOHAMA」。第二回開催となる今回は、プログラムも規模もより一段とスケールアップ。横浜の街を会場に、ダンスの魅力を発信します。ここでは、フェスティバルのプロデューサーを務める佐藤まいみさんにインタビュー! フェスの概要とその楽しみ方をお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

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プログラム選定の基準とは? どのようなところに注目して決めているのでしょうか。

佐藤>今回は合わせて約200プログラムになっています。大きく分けると四つのカテゴリーに分けられるかなと思います。

まずひとつめは、ダンスパレードや盆ダンスといったみんなで盛り上げる祭り型プログラム。二つ目は、ストリートダンス、チアなど市民が気軽に参加して楽しむダンス。これは今子供たち、若者の間でとても盛んです。自ら踊って楽しみ、それをまた観客として観て楽しむ。そのような場を提供しています。三つ目はダンス表現の優れた芸術性やテクニック、創造性を鑑賞できるプログラム。高い技術を競うもの、芸術としての斬新さに出会えるもの、そして日舞やバレエのように特有の芸の質を感じられるダンスです。

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市民ダンスフェスティバル2015


四つ目が育成です。例えば今年から始まる『横浜バレエフェスティバル』は、吉田都さんがアドバイザーを務め、海外のバレエ団で活躍しているダンサーや国内で活躍中のダンサーが出演しますが、そこにオーディションで選ばれた若いダンサーが参加できるような枠も設けています。こうした形で若い世代を刺激していくプログラムや多々のダンスワークショップにも積極的に取り組んでいます。

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                   横浜バレエフェスティバル


日本はお祭りの国であり、盆踊りやよさこいなど踊りに参加して楽しむ習慣があります。横浜ならではの和洋折衷なダンスの祭典の形を探ってみてもいいのではないか、と考えています。


プロ・アマを交えたフェスティバルは世界的に見ても珍しいのでは?

佐藤>そうですね。例えば横浜市と姉妹都市のリヨンでは、世界に先駆けて1984年にダンスに特化したフェスティバル、リヨン・ダンス・ビエンナーレをはじめました。このフェスティバルは毎年ひとつのテーマを掲げ、フェスティバルの芸術監督が世界中を飛び回って沢山のダンスを観ては、テーマと自らの視点で全てのプログラムを決めています。

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Dance Dance Dance @ Queen’s Circle


Dance Dance Dance @ YOKOHAMAの場合はそういったシステムで物事をすすめていません。市内の劇場やダンス活動をしている多くの人々や団体と話し合い、連携してプログラムを決めていっています。とはいえ、もちろんフェス側が提案するプログラムもあります。

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チア!チア!チア!


近年は、“地域とどのような関係性を持ってフェスティバルをつくり上げていくか”ということが問われています。アートを取り込み街を活性化させる方法を模索しているのを感じます。フェスティバルは日常的にはあまり関係を持たないひとたちと出会って一緒に何かをする機会になったり、異文化や異質なものに触れる機会になったり、そんななかでクオリティの高い作品作りに挑戦したり鑑賞したり、参加して楽しむこともできるという両輪で発展していくのが望ましいと感じています。

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ハマこい2015




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