洞内・洞外ともに美しい、ティエンソン洞窟(ドライ・ケイブ)
ティエンソン洞窟。フォンニャ-ケバン国立公園はアジア最古の洞窟群だが、ティエンソン洞窟はその中でも比較的新しいという。洞窟はいまでも生成と崩壊を繰り返している
ティエンソン洞窟の入口付近から眺めた絶景。園内には2000種以上の植物がおり、94%が森林で、その84%が原生林となっている
全長約1kmで、開けたホールが広がる400m地点までが一般に開放されている。そのホールは360度、鍾乳石に囲まれており、圧巻の迫力。階段状に広がる鍾乳石はパイプオルガンのようにも見え、バロック様式の大聖堂のような荘厳な空間を演出している。
ソン川から200mの高さにあるため、階段から眺める景色もまた格別だ。
天国を思わせる絶景、ティエンドゥオン洞窟(パラダイス・ケイブ)
ティエンドゥオン洞窟の入口付近。左上が入口で、階段を下りて散策を開始する。右は高さ数十メートルはあろうかという鍾乳石。SF世界の化け物のようだ
ティエンドゥオン洞窟入口付近から内部を眺める。ここから100m近く下って見学がはじまる
巨大な鍾乳石が多数見られるほか、その種類がきわめて豊富で、つらら石・石筍・石柱はもちろん、壁を流れる流れ石、曲がりくねるあぜ石、プールが連なる石灰棚、細い細いつらら石・ストロー、サンゴのように枝を伸ばす洞窟サンゴ、幕状のカーテンやベーコン、花のような石花など、多彩な鍾乳石が見学できる。