バレエ/バレエ関連コラム

夏の冷房はバレエの大敵!ふくらはぎを温めるなど身体の冷え対策とは

冷房の効いたバレエスタジオでも快適に筋肉を温める方法、冷え対策をご紹介いたします。ふくらはぎを温めるレッグウォーマーは、実は夏のレッスンの必需品なのです。正しいウォーミングアップも効果的に取り入れて、冷房に負けない身体を手に入れましょう!

執筆者:石島 みどり

<目次>

夏のバレエで筋肉を温める方法・冷え対策……ふくらはぎは第2の心臓

夏のバレエではふくらはぎを温める

レッグウォーマーでふくらはぎを温めましょう。

ふくらはぎは、足腰に滞りやすい血液をポンプのように心臓へ返す動きを担っています。そのため、このふくらはぎが冷えることが、全身が冷える原因にもなるのです。ですから、ふくらはぎを温めるのは、バレエ上達のために必要なことなのです。このように、バレエダンサーがレッグウォーマーを多用するのにも、理由があったのですね。ふくらはぎを温めるレッグウォーマーは、実は夏のレッスンの必需品なのです。
 

3つの首を温める

3つの首と聞いて思い浮かべるところはどこでしょう? 頭と胴体を繋ぐ首、手首、足首の3つですね。この3つの首を温めると全身が温まると言われています。夏のレッスン時に温めると良い首はどこでしょうか?

ダンサーが首に布を巻いてレッスンをしている光景が目に浮かびます。体が温まるまで首を温めているのですね。またふくらはぎに近い足首は、ふくらはぎと一緒に温めるのが良いですね。長いレッグウォーマーを使ってふくらはぎと足首を同時に温めてしまうのがコツです。

最後の手首ですが、手首まで温めなくても問題ないと思います。よっぽどの冷え性の方は、手首を温めても良いかもしれませんが……。
 

心拍数を上げれば体が温まる

心拍数を上げれば、体温を上げることができます。体温を上げるエクササイズの代表格は、なんと言っても 「ジョギング」 です。足首から着地するジョギングはバレエ的ではないので、つま先から着地し太ももを上げるようなジョギングをしましょう。
 

股関節と脇の下を動かす

最近は椅子に座って仕事をしている方が多いためか、股関節の動きが鈍い方が多いようです。動きが鈍いということは、血液の流れも滞っているということ。また、脇の下はリンパの流れが特に停滞するところです。この股関節と脇の下の2箇所を動かすと、血液とリンパの流れが良くなります。その結果、身体が温まります。脚を2番に開いて、プリエと腕回しを同時に行ってみましょう。これで、簡単にウォーミングアップができます。
 

◎正しいウォーミングアップ

ウォーミングアップするのに、ストレッチなどの静的エクササイズを思い浮かべる方が多いかと思いますが、静的だと心拍数は上がりませんので、体温も上がりません。したがって、ウォーミングアップにならない点に要注意。レッスン前は、動的エクササイズでウォーミングアップを心がけましょう。

静的ストレッチをするのは、レッスンが終わった後が最適。さきほど後半に取り上げた2つのエクササイズは動的エクササイズです。薄着にする夏は、結構冷えることが多いので動的エクササイズを効果的に取り入れて、冷房に負けない身体を手に入れましょう!

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