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「ブルーハーバータワーみなとみらい」最高額2億円超

「ブランズタワーみなとみらい」に続き、「ブルーハーバータワーみなとみらい」の全貌が明らかになった。同地区ながら、特徴は大きく異なるようだ。

坂根 康裕

執筆者:坂根 康裕

高級マンションガイド

 

「横浜」駅から徒歩16分

ロケーション

ロケーション

「ブルーハーバータワーみなとみらい」の交通アクセスは、みなとみらい線「新高島」駅から徒歩8分、同「みなとみらい」駅から徒歩9分、そしてJR線や東急東横線など複数路線が乗り入れる「横浜」駅からも徒歩16分である。そのアプローチはビル内を多く歩くため、悪天候時における負担が軽減。

立地上の最たる特徴は海まで遮るものがない眺望であろう。みなとみらい21地区は建築ルールが厳しく、色調の統一、広告物の禁止、スカイライン規制など景観を良好に保つ縛りが多いことで知られているが、その分超高層建物が多いため「はるか彼方まで遮られることなく見張らせる眺望は得にくかった」。

総戸数は355戸。うち305戸を分譲する。2月より受け付ける資料請求件数は5,000件を超えた。みなとみらい駅直結の「みなとみらいセンタービル19階」に設営されたモデルルームは6月20日からプレオープンが始まる。第1期は7月中旬予定。最高額は2億円超(予定)だそう。さて、モデルルームでは以下に記す設計の工夫2点をぜひ確認してほしい。

東向き(海側)と西向き(山側)の違い

複合再開発

複合再開発

同期時に分譲する「ブランズタワーみなとみらい」は29階建て、典型的なタワー状の建物。一方、「ブルーハーバータワーみなとみらい」は27階建て。パース(右の建物)を見るとおわかりのように板状のような形状である。双方免震だが、後者は1、2階に店舗が入り、複合再開発をいかし隣接のホテル(パース中)、スーパーなどが入る業務棟(同左)と2階デッキで連結するため、3階以上を絶縁する中間免震としている。積層ゴムは昭和電線デバイステクノロジー社製。

超高層タワーの目安とされる地上20階を優に超えるが、建物の形から、住戸の向きは海側と山側に明確に分かれた。

海を望む東向き住戸は、70~80m2台(3~23階)、100m2以上(24~27階)。ファミリーも間に合うような広さ。間口も6.5~7m超と比較的大きい。ところが山を望む西向きではさらにワイドスパンを徹底している。57.7m2では間口8.4m、60.64m2では同9m超、70.88m2に至っては10m超。もちろんすべての居室が開口部に面している。屋上はスカイデッキが設けられ、誰もがオーシャンビューを楽しめる設定。住戸選びは悩ましくなりそうだ。

プライバシーと採光を両立した開放廊下

平面図

平面図

さらに注目したいのが廊下の工夫である。「ブルーハーバータワーみなとみらい」は23階までは開放廊下。24階以上が内廊下である。

平面図をご覧いただくとわかるように、東と西を複数のブリッジでつないでいる。このようにエレベーターから住戸へのアプローチを変えることで、東向き住戸は開放廊下に面する窓を作らずに済んだ。プライバシーの向上が図られたわけだ。

設計は恵比寿ガーデンプレイスを手がけたことでも知られる久米設計である。施工は大成建設。竣工は2017年2月予定。

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