高級マンション/高級マンショントレンド

MM21地区に2つの新築マンションプロジェクト

約7年ぶりにみなとみらいでマンション分譲が行われる。2つプロジェクトが予定されているが、今回は「ブランズタワーみなとみらい」(東急不動産)を取り上げる。駅徒歩2分。総戸数228戸29階建ての超高層タワーである。

坂根 康裕

執筆者:坂根 康裕

高級マンションガイド

 

優れた景観で知られる「MM21」

画像:2006年グッドデザイン賞PR事務局undefinedブルーカレント・ジャパン

画像:2006年グッドデザイン賞PR事務局 ブルーカレント・ジャパン

「横浜みなとみらい(以下「MM21」)」は、横浜駅東方一帯に広がる再開発地域である。海寄り先端にそびえる「ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル」は1991年8月20日開業。ランドマークタワーより2年ほど早くデビューした同建物は、ヨットの帆をモチーフにした独特の形状で知られる。MM21の象徴ともいえるデザインだ。

建物建設の際は、海から陸に向かって徐々に高くなる「スカイライン」規制や白を基調とした「色彩の統一」など、同街区には様々なルールが取り決められている。優れた景観は2007年にグッドデザイン賞を受賞したほどで、首都圏では他に類を見ない例であろう。

住宅に大きく関わるところでは「地域冷暖房システム」が挙げられる。年中快適な室内環境が約束される空調設備は、居室間温度差が出にくく、すっきりとしたインテリアに貢献するだろう。室外機が不要な点は街の景観にも寄与している。

7年ぶりの新規分譲マンション

プレミアムクラスのモデルルーム

プレミアムクラスのモデルルーム

かつて同地区には「MMタワーズ」(2003年築、三菱地所他)を皮切りに数棟のタワーマンションが分譲されたが、ここ数年は新規物件がなかった。その間、東急東横線が地下鉄副都心線、西武線(東武線)と相互乗り入れをはじめたり、大型商業施設「マークイズ」が開業するなど、界隈の利便は一層増した。マンションの流通価格も分譲当時より値上がりしているとかねてより評判であった。

このたびじつに約7年ぶりという、待望の新規分譲マンションが誕生する。2つのプロジェクトはすでに発表済み。利便の良さが特徴の「ブランズタワーみなとみらい」とオーシャンフロントが魅力の「BLUE HARBOR TOWER みなとみらい」だ。以下、前者の魅力を簡潔に記す。

「ブランズタワーみなとみらい」の特徴

販売センターからの眺望

販売センターからの眺望

みなとみらい線「みなとみらい」駅から徒歩2分。駅からのアプローチはMM21街区の特長のひとつ、歩行者専用道路を歩いていく。現地東隣は道路を挟んで「パシフィコ横浜」。駅から近く、海にも近い。

建物は29階建て、免震を採用。積層ゴムはオイレス工業社製。施工は清水建設である。天井高はLDで2.55m(プレミアムは同3.0m)。アウトフレームではないが、間口の大きさ(60平米台以上はすべて8m以上を確保)、窓の大きさが開放感を高めている。

販売センターは駅直結の「みなとみらいセンタービル」17階に。現地と海がよく見晴らせる場所だ。モデルルームは75.59平米と(最上階等2フロアに限定される)プレミアムタイプ120.31平米を用意。75平米台は海側角住戸、10階想定、価格は1億円を超える計画だという。事前反響は約6000件。2月28日から事前案内会をスタート。4月下旬モデルルームグランドオープン、5月下旬に第1期販売を行う予定。

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