広尾の低層マンション「クロイスターズ広尾」

広尾の低層住宅街

広尾の低層住宅街

「日赤病院」(渋谷区広尾)脇を走る道路「日赤通り」。国道246号線から環状5号線(明治通り)を突っ切る道だ。信号の多い外苑西通りを避け、こちらと使うという人も多いのではないか。さらに、南北に走るこの2つの道は、交通量の違いもさることながら、標高も異なる。日赤通りは明治通りからすぐ急な登りに入るのだが、この通りはちょうど「尾根を走る」格好である。

日赤病院の南方向「チェコ大使館」あたりの一帯は、第一種低層住居専用地域に指定されている。建ぺい率は60%、容積率は150%に、そして高さは10mに制限がかかる。つまり、「高台」の「都心に最も近い一低エリアのひとつ」なのである。

その一画にあるのが、今回ご紹介する「クロイスターズ広尾」。敷地は東西に長く、全戸南のマンションが可能な恵まれた形状である。分譲主である鹿島建設の開発担当者は、設計を依頼するにあたり、「高級物件に仕立てるための、およそ考えられることは全部やってみようと決めていた」(「鹿島建設」U氏)。

設計「アーキサイトメビウス」

クロイスターズ広尾

クロイスターズ広尾

「クロイスターズ広尾」の設計は「アーキサイトメビウス」社である。同社は、おもに都心部の小規模な高級マンションにおいて知名度が高い。

フランス大使館隣の「パークマンション南麻布」(三井不動産分譲)や「岡本レジデンス」(鹿島建設)、「クラッシ―ハウス高輪」(住友商事)など、この10年で急速に有名になった感があるが、2004年竣工の同マンションの設計段階では、まだ今ほどの認知度はなかったのではないか。このあたりのアレンジ力もデベロッパーのスキルのひとつであろう。

「クロイスターズ広尾」は地上3階建て、総戸数17戸。専有面積はすべて150平米以上。最上階の妻側2住戸は「暖炉付き」である。

それでは、「クロイスターズ広尾」の間取りをご紹介しよう。次のページへ。