京都・烏丸の南イタリア料理店「カンティーナ アルコ」

外観。

「カンティーナ アルコ」の外観。

京都には国内はもとより海外からも多くの観光客が押し寄せていますが、夜9時にはもう閉店という店も多いのが実情です。ランチは午後14時頃から、ディナーが夜21時からということも珍しくないスペインやイタリアからの観光客はその時間帯のズレに戸惑うことも多いでしょうね。

そこで本日は南イタリアに魅せられた若き女性シェフが2014年10月に開かれた、南イタリアの香りいっぱいの「昼遅」「夜遅」イタリア料理店「カンティーナ アルコ(Cantina Arco)」をご紹介しましょう。

場所は京都のど真ん中、蛸薬師通沿いで富小路通と麩屋町通の間の煉瓦タイル張りのビルの一階。地元の京都人なら馴染み深い、あのレトロ風のビル「洋燈館」です。

レンガの壁をくっきりと切り取ったような白いアーチの奥には店内が見てとれる深緑色の枠取りのガラスの扉。ガラス越しに漏れる柔らかい光とざわめく店内の様子に思わず引き込まれてしまいます。

内装。

「カンティーナ アルコ」の内装。

扉を入ると、床は砕いた石の寄せ張り、壁と天井は真っ白な漆喰塗り。左手のカウンター6席、右手に並ぶテーブル席の奥にも天井から降りてきたように優しくアーチ(イタリア語でアルコ)が設けられ、ほのかなアンティーク照明と相まって南イタリアの酒蔵(Cantina)に足を踏み入れたかのようです。奥の左手には鮮やかなアッズーロ(青色)の扉の個室もあり、ラストオーダーが何と24:30! 多少遅くなっても食いっぱぐれることなく時間を気にせずイタリア時間で食事ができますね。

シェフは清水 美絵(よしえ)さん。京都調理師学校卒業後、左京区の老舗イタリアンレストランで修業を積み、その後大好きな南イタリアに渡って研鑽を重ねてから独立に漕ぎ着けられました。店名を「アルコ」と名付けられたのは、いろんな人たちの架け橋になりたいとの思いからだそうです。

それでは、次ページからはディナーメニューを御紹介していきます