ル・プチメック OMAKEはコッペパンサンドイッチに注目
東京と京都で店舗展開し、
All About読者が選ぶベストパン投票でも常に上位にランクインする「ル・プチメック」が本拠地京都で、
今出川店、
御池店、
大丸京都店に続く4店舗目をオープンしました。工場に併設されたほんのおまけ程度の直売所だから、その名も「OMAKE」。
ル・プチメックOMAKE
売場から工場で働く人たちが見える
店は四条烏丸から徒歩10分程度のビルの1階で、京都のル・プチメック各店に届けるパン生地やドーナツやサンドイッチをつくるセントラルキッチンとしての機能を備えています。OMAKEの小さな売場の向こうは工場です。50kgもの生地を捏ねられる大型ミキサー、一部屋ずつプレハブ冷蔵庫と冷凍庫にその規模の大きさを垣間見ました。
売場の奥はセントラルキッチン
今日は何があるかな、と楽しみに
売場にはクロワッサンや柚子と栗のセーグルなどル・プチメックの定番人気のパンがいくつかと、
あのカラフルなドーナツなども不定期に並びます。
ロミユニのジャムもある。ドーナツは不定期。
しかし、せっかく売場をつくるのだから各店のおまけのようなパンばかりではなくて、OMAKE限定のパンも、ということで登場したのはなんと、コッペパンサンドです。かつてフレンチ一辺倒だったル・プチメックにまじめにベタなニッポンのコッペパンサンドが登場する日がくるとは、誰が想像したでしょう。
OMAKEスペシャリテはコッペパン
クロワッサンとコッペパンが並ぶ
ル・プチメックの西山逸成さんが、「ぼくが最もやらなそうなことでしょ」といたずらっぽく微笑んだのは、前回の
大丸店でベーグルとドーナツを売り出した時でしたが、今度は焼きそばあり、みかんと生クリームありの、昭和なコッペパンサンドなのだから、次はどんなことをしてくれるんだろうと待ち構えていたファンの期待は裏切られなかったですね。そして、まったくル・プチメックのことを知らないで通りかかった人たちも、そのひと味違うおいしさに驚くはず。
壁にかかるメニューは今回、フランス語でも英語でもなく日本語。
パン・ド・ミ
その他に、もうひとつ、京都初メニューがあります。
東京のレフェクトワールでいう「ナチュール」で、キメ細かでしっとり、大きなサイズの食パン「パン・ド・ミ」(280円)です。前日にリーンな生地を長時間発酵させ、バゲットのような甘さを生成させた生地に翌日、油脂を加えてフレッシュに手早く仕上げる製法で、シンプルだけれども旨味豊か。日持ちもする食パンです。
次のページではOMAKEのコッペパンメニューを一挙大公開します。