1990年代から始まった婚約指輪・結婚指輪のセミオーダー

実は、ブライダルジュエリー専門店としてセミオーダーを取り入れ広めていったのは、1994年からスタートした銀座ダイヤモンドシライシが最初なんです。婚約指輪は女性にとって一生に一度の宝物。お2人の思いや好みを余すところなく取り入れて一からお作りしたいという願いからスタートしたものだそうです。

セミオーダーって具体的にはどんなことをするの?と不安になられるお客様は多いかと思いますので、今回は、私の勤めるブライダルジュエリー専門店「銀座ダイヤモンドシライシ」のセミオーダーシステムを例に挙げながらご紹介したいと思います。

セミオーダーの流れ

では、セミオーダーの流れをご説明しましょう。

■1.好きな「枠」を選ぶ

まずは、デザイン選びから始まります。「枠」とは、ダイヤモンドの土台となるリングのこと。価格帯はシンプルなもので7万円台から煌びやかなデザインで20万円台まで、幅広くあります。銀座ダイヤモンドシライシでいうと数百種類のデザインを用意していますので、好みのデザインや想像していなかった素敵なデザインに会えると思います。

なお、婚約指輪の場合、指輪の価格のほとんどをダイヤモンドが占めます。あらかじめ全体の予算は決めておく方が、時間を無駄にしない選び方ができますのでお勧めです。

■2.ダイヤモンドを選ぶ
枠のデザインに合う大きさのダイヤモンドを選んで、枠にのせ、実際に身につけてみることで、ほしいリングのイメージを一緒に作っていきます。小さなルース(カットした裸石)であれば、メレダイヤを入れてみたらどうか、ルースが大きすぎるなら、バランスを考えて枠のデザインをもう少しボリュームのあるものに変えてみてはどうか……などなど、専門店ならではの具体的なアドバイスもまたセミオーダーの醍醐味といえるかもしれません。

■3.仕上がりを選ぶ
プラチナの輝きを楽しめる鏡面仕上げのほか、全面艶消し、または部分的に艶消し加工を施すことができます。女性の場合は、婚約指輪はもちろん結婚指輪も鏡面仕上げのオーダーが多いのですが、ジュエリーを身に着ける習慣のなかった男性にとってプラチナの光沢感は強すぎるようで、艶消しのリクエストを伺うと、ほとんどの男性がオーダーされます。実は、日焼けされている男性にはマットなプラチナがとてもよく似合うんですよ。

艶消しの施し方も、全面にかける方法のほか、女性側のダイヤモンドが入っているラインと同じようなニュアンスで部分的にかけることも可能です。
ino (イーノ)/GINZA DIAMOND SHIRAISHI

艶消し加工が美しい結婚指輪(写真:ino [イーノ]/GINZA DIAMOND SHIRAISHI)


鏡面仕上げのままご新婚らしさを楽しんでいただき、何年か経ってから艶消しを施されるお客様もいらっしゃいます。そうすることでまた新鮮な気持ちになれそうですね。ちなみに、私のお店では、消えてしまった艶消しの再加工も永年無料のサービスに含まれているので、いつでも無料であの日と同じ雰囲気の指輪に戻すこともできます。

■4.シークレットストーンの有無を決める
カラーの宝石

相手の誕生石を内側に入れて2人の想いを確かめ合う

お店では“Inside Wish(インサイドウィッシュ)”と呼んでいますが、結婚指輪の内側に2人にとって意味のある石を入れるというカスタマイズが人気。そのために、人から見える表面はシンプルにしておきつつ、内側にお2人のオリジナリティを込めるというカップルはとても多いのです。

相手の誕生石を自分の指輪の内側に入れるというスタイルも人気ですが、相手と自分の誕生石両方を並ぶように配置することもできます。

さらには、好みの石を4石選んでクローバーの形に配置したり、なりたいご夫婦像に合わせたパワーストーンを選ばれたりする方も。リングの内側は、身につけている間ずっと肌に触れている部分ですから、相手の誕生石からパワーをもらえるお守りのようなイメージですね。気になる方はぜひ参考にしてみてください。


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