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テロ・サーリネン『MORPHED』インタビュー!(2ページ目)

北欧フィンランド・コンテンポラリー界の旗手として注目を集めるテロ・サーリネンが、自身のカンパニー テロ・サーリネン・カンパニーを率い待望の初来日を実現! 作曲家エサ=ペッカ・サロネンの3つの楽曲に振付けた『MORPHED-モーフト』を披露し、その世界観を提示します。ここでは、来日を控えたテロ・サーリネンにメールインタビューを敢行! 作品と来日公演への想いをお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

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男性ダンサー8名の作品にしようと考えたのは何故でしょうか? 
今回のキャストはどういう基準で選びましたか?

テロ>私自身30年以上を舞台で過ごしてきましたので、異なる年齢やバックグラウンドの男性を集める必要を感じました。目的のひとつは皆で情報を伝えあうこと、もうひとつは男性ダンサーの価値を高め、より豊かなものにすることです。8人は皆、賞賛に値する素晴らしいダンサーで、彼らに出演してもらえたことを誇りに思っています。

その内の数名とは以前から一緒に仕事をしていますが、舞台を観たことのあるだけのダンサーもいます。ダンサーを選ぶ際にはいつも、自分自身の直感を信じることにしています。今回は技術的にも優れていて、かつ多様性と個性の際立つひとを選びました。今回に限らず、私に立ち向かってくる自己の強いダンサーを望んでいます。

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『MORPHED』 photo Heikki Tuuli



作品をつくり上げる過程で最も苦心した点、こだわった部分とは?

テロ>あらゆる創作活動において、最も重視するのはチームワークです。実り多い結果をもたらすためには、献身、明確な目標、そして責任を持ってそれを遂行することが必要不可欠です。互いの信頼を深めるためには、オープンな対話も絶対に必要です。あと、時にはユーモアのセンスも非常に大切ですね。

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『MORPHED』 photo Mikki Kunttu




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