ハダンゲルフィヨルドで最大規模の町オッダ

 


ノルウェー南西部にあるハダンゲルフィヨルド地帯で、観光客の数が毎年倍増している人気スポットといえば、絶景の岩場「トロルの舌」(別記事「ノルウェー絶景の岩場トロルの舌へのアクセス」)。達成感がある分、体力も使う旅コースとなるので、登山前後に滞在する宿泊場所は大事なポイントとなります。

トロルの舌へ最もアクセスしやすい町

トロルの舌

絶景の岩場トロルの舌 Photo:Asaki Abumi

トロルの舌へ向かうためには、登山口Skjeggedal(シェッゲダル)を目指します。シェッゲダルまでは、周辺の町と村にある宿泊施設からアクセス。トロルの舌へのアクセスに最も便利な最寄スポットがオッダ中心地で、バス1本で約35~45分でティッセダルに到着できます。観光客が急増していることから、どこの宿泊施設も競争率は高め。オッダ中心地にホテルは現在2か所しかないため、両ホテルとも大人気! ハイシーズンに旅行を計画している場合は早めに予約をしましょう。

別記事「ノルウェーの絶景トロルの舌の登山客に人気のホテル」

レトロな工業の町から、「トロルの舌」観光の町へ

ハダンゲルフィヨルドと北欧の家

フィヨルドの奥にあるオッダ中心地 Photo:Asaki Abumi

人口約7000人のオッダ町は、ハダンゲルフィヨルド地帯では最大規模の地域となり、オッダ中心地やティッセダル村、ロイダル村を含みます。1800年代中旬~1900年代初頭は、クルーズ船に乗ってフィヨルド観光客が押し寄せる観光の町として栄えました。今では世界的に有名となった、伝統刺繍「ハーダンガー刺繍」を世界中に広めたのが、この時に情報を外に伝えた外国人観光客だそうです。
オッダ中心地

古い町並みが残るオッダ中心地。郵便局、スーパー、ショップが集まる Photo:Asaki Abumi

1906年以降はオッダ中心地は製錬所、ティッセダルは水力発電の村として発展。工業時代の跡は今でも至る所に現存しており、古い建物がたくさん! まるでオスロにある民族博物館のように、町全体が「生きた博物館」のような雰囲気を醸し出しています。現在もオッダ民の多くが水力発電の仕事に就いています。

オッダの町

荒廃した建築物が至る所に。気になったのは、燃料の搬送機があった建物。不思議なことに、町に廃れている印象を与えることはなく、むしろ時間が止まったかのような不思議な神聖さが漂う Photo:Asaki Abumi

北欧の村

人が住んでいる気配がない建物も。「オッダ町の昔の工業の佇まいは、保存し、このまま後世に伝えていきたい」と副市長が教えてくれた Photo:Asaki Abumi

2014年頃から、絶景の岩場「トロルの舌」で撮影された旅行者の写真がSNSを中心に話題に。現在は、夏はトロルの舌への登山客、冬はスキー観光客(ロイダル村)が訪れ、オッダ町にはさらに活気がでています。