高級マンション/注目の高級マンション

松濤・神山町エリアの低層マンション、坪@436.9万円(2ページ目)

渋谷区松濤・神山町は都心有数の邸宅街である。新築マンションの値上がりが叫ばれる中、当該エリアにて坪単価@500万円に満たないプロジェクトが存在する。

坂根 康裕

執筆者:坂根 康裕

高級マンションガイド


専有面積 147.56平米 【分譲価格 1億9,500万円】

CASE Eタイプ Living Dining room 24.9J

CASE Eタイプ Living Dining room 24.9J

Eタイプは専有面積が147.56平米(約44.63坪)、2Bedroom。上階(3階)に専用庭31.44平米(約9.51坪)が付く。価格は1億9,500万円、坪単価にして@436.9万円である。天井高は2階が2.7m。3階は1.7~3.6m。専用庭のある上階にはシンクも備わっている。

いずれの住戸も居室形状が個性的なことから、SOHOや特殊な映像機器など大掛かりな設備を要するニーズにこそマッチするのでは、と捉われがち。だが事業者である森ビルは「一般的な居住用としても検討してもらいたい」とのこと。

CASE Eタイプ Bedroom 17.2J

CASE Eタイプ Bedroom 17.2J

Eタイプは、小さなお子さんがいるご家庭にも理想的な間取りだ。なぜなら、帰宅時に必ずパブリックスペース(リビングダイニング)を通るため、親は子の様子を自然の動線のなかで確認できるから。リビングダイニングで勉強する小学生くらいまでは2階のベッドルームを子ども部屋に、それ以降は3階を使えば友達も呼びやすいなどプライバシーも確保できそうだ。

Eタイプ 2Bedroom

Eタイプ 2Bedroom


目黒駅前坪単価@600万円、糀谷駅前同@290万円とこれまでからすれば一段も二段も上昇してしまった感がある新築相場。無論、2例とも駅前再開発という特殊要因がもたらす現象だが、渋谷区の低層住宅街松濤・神山町エリアで、なおかつ他には見られないような居住性を有していながら坪@500万円未満。条件が合致する人にとっては検討に値するレンジではないかと思うのだがいかがだろうか。

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