無料Wi-Fiあり!レストランやカフェでノルウェー料理のご馳走を
オペラハウス内には無料Wi-Fiがあり、スタッフにパスワードを聞く必要がなく、すぐに自由にアクセスできます。トイレも無料で使用可能なので、旅人には嬉しい場所。日本のガイドブックなどではあまり紹介されていませんが、オペラハウス内にあるカフェと2つのレストランも休憩場所としておすすめです。「オペラハウスのレストランは、物価がさらに高そう」と、ガイドもそんな印象を抱いていたのですが……、ランチメニューでは一番お手ごろ価格が「ベジタリアンサラダ 162ノルウェークローネ」だったので、これは人気の観光スポットの飲食店なら普通の相場。むしろ、この素晴らしいデザイン環境の中で味わえる環境を考慮すると、納得のお値段といえます。ちなみに人気メニューはノルウェーサーモンなどの人気食材がたっぷりつまった「A taste of Norway/ノルウェーの味 210ノルウェークローネ」という一皿だそうです。料理は注文せずとも、コーヒー1杯(35ノルウェークローネ)だけでも、カフェは利用できます。
オペラとバレエはどうやって鑑賞できるの? チケットが実は安い
旅行中は観光スポットをまわるのが精一杯でスケジュールが詰まっているかもしれませんが、夜は地元の文化に浸ってみるのも良い思い出となるのではないでしょうか? 外国語の演目でも、各席にはノルウェー語と英語の字幕が小さなモニターに映し出されます。オペラハウスでは常にバレエやオペラの演目が上演されており、公式HPでチェック可能。チケットはオンライン予約やチケット売り場で購入できます。「チケット料金が高そう」と思いがちですが、経営予算の75%は政府支援によってまかなわれているため、実は世界的なオペラハウスのチケット相場と比較すると、安いのです! 最も高価なチケットでも695ノルウェークローネ、最安値価格はなんと100ノルウェークローネと、飲食店でかかる食費よりも安い!
日本人バレリーナもいる!
実はオペラハウスには、日本人がバレリーナやオーケストラの演奏者として数多く働いています。出演するバレリーナの名前は公式HPやプログラムに記載あり。オペラハウスに何度も足を運ぶ地元民たちには、「お気に入り」のダンサーやシンガーがいて、その人たちの舞台を見に来るのですが、旅人にはそれは決めにくいですね。オペラハウスの広報担当に、人気のバレリーナを聞いてみたところ、「Osiel Gouneo」、「Maiko Nishino」「Yolanda Correa」、「Yoel Carreño」、「Eugenie Skilnand」さんの5人をおすすめしてもらいました。そう、ノルウェーには西野麻衣子さんという有名な日本人トップバレリーナがいるのです!おすすめのガイドツアー、スタッフの仕事現場も見学できる
「オペラやバレエ鑑賞する時間がない、北欧の人々の働く環境が見てみたい」という方は、ぜひともガイドツアーに参加してみましょう。英語のガイドツアーは9~12月に開催されており(ノルウェー語は通年)、チケット料金100ノルウェークローネの価値があるほどの舞台裏を見学できます(オスロ・パスで20%割引、別記事「オスロ観光案内所と節約旅行に役立つ観光カード」)。メインホールでの練習中の様子、芸術チームが次回作の舞台作りをしている現場、美しい衣装を作っているコスチューム部門などを見て回ります。ガイドツアー後は、チケットを見せれば、カフェでメニューをなにか注文した際にコーヒー1杯が無料に、ショップではオペラハウスに関する本が割引価格(通常価格150ノルウェークローネが100ノルウェークローネに)で購入可能。屋根の上だけを歩いて終わってしまうことも多いオペラハウスですが、時間に余裕があればガイドツアーやオペラやバレエ鑑賞を堪能し、レストランでノルウェー料理を食べてみるコースもおすすめです。
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■Den Norske Opera & Ballet(ノルウェー国立オペラ&バレエ団)
別名:Operahuset(オペラハウス)
住所:Kirsten Flagstads pl. 1, N-0150 Oslo
エリア:中心地、別記事「オスロのエリアガイド」
電話:+47 21 42 21 21
ガイドツアー詳細(英語)
※1ノルウェークローネは2015年4月現在、約14.8円。おおむね15円前後で推移。