京都グルメ/京都のイタリアン

Obase (京都・イタリアン)(2ページ目)

京都に次世代イタリアンの新星店「Obase」が輝誕! 小長谷(おばせ)シェフの自由で季節感溢れる料理世界は、まさに伊と和のアッビナメント料理と言えるでしょう。今回はランチコースの料理を御紹介していきます。

執筆者:麻生 玲央

ランチコースより

自家製パン

外はパリっとしたバゲット生地、中はフワフワの食パン生地で作られた自家製パン

お料理は「おまかせコース」のみで、ランチは4,000円(税サ込)、ディナーが8,000円(税サ込)となっています(2015年3月時点)。それではランチコースから御紹介していきましょう。

・前菜1

トマトとモッツァレラのサラダ

トマトとモッツァレラのサラダ

まずは「トマトとモッツァレラ」のサラダからスタート。ここで使われているモッツァレラチーズは牧場から送られてきたチーズを自店で練り上げられているので、鮮度抜群で柔らかモッチモチ。トマトもカットしたものと、トマトジュースのジュレ、トマトのソルベと、3種類! これにプチバジルがアクセントとなり、とても優しい味わいの調和が楽しめます。

一見するとシンプルに見えますが、チーズからトマトに至るまで、細部まで徹底したシェフのこだわりと、仕事量、センスの良さが光る逸品となっているのです。


・前菜2
「山菜と甘鯛」のサラダ

「山菜と甘鯛」のサラダ

続いての前菜は、「山菜と甘鯛」のサラダが登場です。旨味の乗った甘鯛(ぐじ)は、身だけではなく、皮目をカリッと揚げたものも入っていて、食感的にも心地良いアクセントに。こういう素敵な仕事っぷりは食べていて嬉しくなってきますね。

また、「蕾菜(つぼみな)」、「筍」、「コゴミ」、「浜防風」、等々、多彩な山菜に、百合根のピュレ、さらには辛子と卵黄のソースまで添えられてあり、春のテイストがギュっと凝縮されているかのような、繊細で、季節感を感じさせてくれる一皿でした。


・パスタ料理
蛍烏賊とアスパラガスのパスタ

蛍烏賊とアスパラガスのパスタ

パスタは、蛍烏賊とアスパラガスを使った一皿。蛍烏賊は炭火で炙ってあることで、より香りが引き立ち、アスパラガスの青味と相性の良さを魅せてくれるのです。そしてアクセントとして添えられた木の芽が和のテイストを鼻腔に運んできて、旬の、季節の味わいが拡がってくるような食後感。まさに伊と和が絶妙にアッビナメントした料理と言えるでしょう。

次ページでは、メイン料理からドルチェ、ドリンクなどを紹介していきます。

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