どんなマーケットが拡大し、縮小するか
どんな新しい仕事が生まれるか、予測するのは簡単ではありません
現在、当たり前になっている「ウェブデザイナー」「データサイエンティスト」「ネットショップ経営者」など、多くの仕事は20年前には存在しませんでした。つまり、20年後にも、これまで同様、今は存在していない新しい仕事が出現し、私たちの子供を含め、そういった未知の仕事に就く可能性が高くなるといえましょう。
人間が行ってきた仕事のかなりの部分をコンピューターなどが担うようになると、人々はより多くの自由な時間を持つことができるようになるかもしれません。そうなると再現性の世界ではない一回性の知である芸術、スポーツの世界がいま以上に重要性を増してくることでしょう。
過去~現在までの延長線上に未来の仕事があるのですが、これまでの常識を覆すようなイノベーション、天災のような大惨事に見舞われた場合、これまでのキャリアがゼロリセットされるというリスクもあります。
成長が見込める市場や企業に身を置くことは一手です。逆に、衰退している市場や企業に身を置くことは時間ばかりが経過して、あなたの市場価値が上がるとは考えにくいものです。もう少し広い視野で捉えれば、成長途上にある国に身を置くことはもう一つの選択肢です。
参考図書:
「残酷な20年後の世界を見据えて働くということ」 岩崎 日出俊著