働き方が急速に変わってきた

近未来を想像することはキャリアを考える上で必要不可欠です

近未来を想像することはキャリアを考える上で必要不可欠です

昨今の新聞等、マスコミ記事で最も多いキーワードの一つが「働き方革命」「働き方改革」というように、企業も個人も新しいワークスタイルを模索しています。特に、ここ1年間、かなりの変革スピードで新しい世界への扉が開かれようとしています。

「グローバリゼーション」「ダイバーシティー」は変革への拍車が掛かっている要因ですが、「ブラック企業」なる言葉は20、30代を中心とした若い世代に浸透しつつあり、経営側もこれまでのようなサービス残業の見直し等、根本的に変革していかざるを得ない状況にあります。

インターネット革命に代表される、様々なイノベーションが起こった結果、人と仕事との関係性が変わりました。駅員さんが切符を切る姿、高速道路の料金所で対応する人たちなど、自動改札やETC等のイノベーションによってほとんど見かけなくなりました。要するに、近未来を予測して、職業や仕事の選択を考える必要が出てきたのです。

成長する世界と衰退する日本

さて、近未来を読む上で重要な数字をいくつか挙げてみたいと思います。現在と20年後の数字を比較したものです。次の数字は何の増加を表しているでしょうか。

72億→87億

答えは世界の人口です。世界銀行の統計によると、20年後の2035年には87億人となり、+15億人、21%の増加です。現在の中国の人口分が増える計算です。では次は?

1.27億→1.14億

答えは日本の人口です。こちらも世界銀行の予測値です。20年後の2035年には1.14億人となり、1300万人、現在の東京都の人口がまるごとなくなることを意味します。

以上のことから、20年後、世界は中国一国分の人口増加を経験し、日本は東京都が全部なくなってしまうほどの人口減少を経験するということになります。最後に、もう一つ。

205万→123万→104万

答えは日本における18歳の人口です。1992年、2013年、2035年という順に数字が並んでいます。総務省統計局の数字で、20年後の18歳人口は20年少々前の半分近くになることを意味します。

人口予測は様々な統計値の中でかなり予測しやすい方であり、大幅な読み違いはないと言われています。このようなことを視野に入れ、仕事を選択することも重要な要素です。

企業を取り巻くマクロ環境を考える際のフレームワークでPEST分析というものがあります。P=Politics(政治面)、E=Economy(経済面)、S=Society(社会・ライフスタイル面)、T=Technology(技術面)の頭文字のPESTですが、表形式で「機会」「脅威」をそれぞれ考えます。企業を自分に置き換えて考えれば、近未来のキャリアを考える上でもこのような分析は有効です。