9 宜芸館
ここの住人だった隆裕皇后は西太后の姪ということで人生を翻弄された
10 永寿斎
住人だった李蓮英は生涯西太后の寵愛を受け大権力を振るっていた
11 楽寿堂
建物の金字黒地の「楽寿堂」の文字は、光緒帝がしたためたもの
ここまでが生活区です。さて、湖畔に出て、湖沿いを万寿山目指して、長廊へ向かいましょう。
12 長廊
東から歩いて最初の東屋「留佳亭」は春を表す
万寿山南の建築物を結ぶ長廊。いにしえの皇帝、皇妃になりきって歩いてみたい
途中には4つの東屋があって、それぞれ春夏秋冬を表し、天井に各季節をモチーフとした絵が描かれています。また、梁(はり)に描かれている、人物や花鳥風月などの歴史や神話を題材にした絵はなんと約1万4千! 清朝皇帝たちの頤和園への想いを感じずにはいられません。
長廊を歩いていると、様々なスポットが目に入ってくるのですが、まずは長廊の西端にある清晏舫へと向かいます。
13 清晏舫(別名:石舫)
舟遊びを好んだ西太后はここで宴会を開いたり、お茶を楽しんだりした
二階建ての楼閣には鮮やかなステンドグラスの窓がはめられている
乾隆帝が造った当初は中国式だったのですが、1860年に英仏連合軍が北京に攻め入った時に上部が焼失してしまいます。それを1983年に西太后が立て直した際、窓にステンドグラスを飾るなど西洋式にしました。
清晏舫を観終わったら、長廊を来た方向に戻っていきます。次の画中游は進行方向左側(北側)。入口に案内プレートが出ています。
14 画中游
画中游までのコースは岩場の多いハードな道のり
見学が終わったら長廊まで戻り、引き続き東に向かって歩いていきます。進行方向左(北側)に、次のスポット聴【麗鳥】館飯荘があります。
15 聴【麗鳥】館飯荘
かつて西太后が音楽を楽しんだ場所といわれる
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■聴【麗鳥】館飯荘
TEL:010-6288-1608、6288-1955
営業時間:11:00~14:30(ランチのみ)
16 清華軒
排雲門の西隣に位置する四合院形式の建物