バレエ/バレエ観劇の関連情報

青山バレエフェスティバル-Last Show-(5ページ目)

今年3月末に閉館が決まっている青山劇場。1986年より2000年まで15回開催された『青山バレエフェスティバル』は劇場を代表する舞踊公演のひとつであり、最終公演となる今回はゆかりのダンサー・振付家が集い復活します。ここでは、『青山バレエフェスティバル』に長年出演し、佐多達枝振付作『ソネット』を踊る高部尚子さん、足川欽也さん、坂本登喜彦さんの三名にインタビュー! 作品、そして劇場への想いをお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

バレエガイド


最初に青山劇場の舞台で踊ったのはいつですか?

ph

 

高部>私が最初に踊ったのは第一回青山バレエフェスティバルでした。そのときも坂本さんがパートナーだったんです。三回公演で、二回『リゼット』のパ・ド・ドゥを踊って、一回『ラ・シルフィード』を踊りました。

足川>そのとき僕は客席で観てましたね。僕が初めて踊ったのは第三回青山バレエフェスティバル。宮内真理子さんとパ・ド・ドゥを踊ったんですけど、とにかく緊張して三日間で4キロ痩せました。二度目は工藤大貳先生の作品で、それもすごく印象深いですね。オー・ルーという北京のバレエ団のプリンシパルと僕で踊る予定だったのが、来日の直前に天安門事件が起こって彼が国外に出られなくなってしまった。結局違う方が代わりに入ったんですけど、一週間後に工藤先生に“彼は降ろしたから、欽也くんひとりで踊ってくれる?”と言われて。最初はソロではなかったというのもあって、袖に引っ込んで休む時間もなく、20分くらいずっと出っぱなしでしで踊った記憶があります(笑)。

  • 前のページへ
  • 1
  • 4
  • 5
  • 6
  • 8
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます