クリスマスソングをフランス語で歌おう!
クリスマスが近づいてくるとあちこちから聞こえてくるクリスマスソング。フランスの定番ソングをはじめ、「ジングルベル」のような有名クリスマスソングにもフランス語でチャレンジしてみましょう!
<目次>
フランスの定番クリスマスソング
世界中で歌われているクリスマスソングはいくつもありますが、フランスの定番クリスマスソングといえばおそらく Petit Papa Noël(プチ パパ ノエル)でしょう。まずは、上記のフランス語タイトルでぜひ動画を検索し、どのような歌か聞いてみてください。「歌詞」という意味のparoles(パロール)、lyrics(リリク)などの単語があるものは、動画上に歌詞が出るようになっているはずですので、音声から入るのが得意な方は、綴りと歌を照らし合わせて早速チャレンジしてみましょう。本記事では、Petit Papa Noëlのサビの部分、間違いやすい箇所を少し解説してみます。
フランス語のわからない部分はじっくり考えてみよう!
ツリーの下にはプレゼント
Petit papa Noël,(サンタクロースさん)
Quand tu descendras du ciel(空からおりてくるときは)
Avec tes jouets par milliers(いっぱいのおもちゃと一緒に)
N'oublie pas mon petit soulier(忘れないでね 私の小さいくつを)
サビの部分を直訳に近い形で訳してみましたので、だいたいの内容を確認してください。まず、ここに出てくるpetit(プチ)は「小さい」という意味でよく用いられる形容詞ですが、それでは「小さいサンタクロース」となってしまっておかしいですよね。実際のところ、呼びかけとして用いられるpetitには愛情表現の意味がありますので、ここでは「大好きな」という意味が込められていると考えましょう。
次に、最後の部分はどうしてsoulier(スリエ/くつ)なのでしょうか?ここでは、soulier(スリエ)が単数形で使われている点も気をつけてください。「この子は靴を一足だけなくして欲しいの?」と考えてみても、なんだか変ですよね。こういうちょっとした疑問がわいた場合には、少し突っ込んで考えてみるクセもつけましょう。
sapin de Noël(サパン ドゥ ノエル/クリスマスツリー)とchaussette(ショセット/靴下)の組み合わせの方が私たち日本人にはお馴染みですが、フランスではかつてクリスマスイヴの日にお菓子などのプレゼントを入れてもらうためにsapinの周りに靴を片方、時に二足置いておくという習慣がありました。ですので、ここでのsoulierはcadeau(カド/プレゼント)と考える方がいいでしょう。
このようにじっくり歌詞を考えてみることで、頭の中に自然と文章がしみ込んできますよね。音から入るもよし、意味から入るもよし。お好きな方法で楽しんでください。
動画検索サイト・歌詞検索サイトを活用しよう!
フランス語でクリスマスソングを聴こう!
では、自分のお気に入りのクリスマスソングをフランス語で歌ってみましょう。歌全体の意味がわからないと嫌だ!という方は、歌詞の検索サイトとして有名なParoles.netなどを利用してみてください。検索窓にタイトルを入れるとたいていの歌詞なら見つけることができます。動画がある場合には、歌詞のページでles clips du momentとして自動的に再生されますので、不必要な場合はボリュームを下げておきましょう。
検索方法ですが、フランス語でクリスマスソングはchants de Noël(シャン ドゥ ノエル)といいますので、お目当ての曲が特にない方は、歌詞検索サイト・動画検索サイトでchants de noëlと入力し、いろいろみてみられるといいですね。
有名なクリスマスソングはフランス語で何ていうの?
それでは、最後に日本でもよく知られているクリスマスソングのフランス語タイトルをいくつかあげておきますので、検索にお役立てください。- Vive le vent(ジングルベル)
- Douce nuit Sainte nuit (きよしこの夜)
- Le Petit Renne au nez rouge(赤鼻のトナカイ)
- Les Anges dans nos Campagnes (荒野の果てに)
- J'ai vu Maman embrasser le Père Noël (ママがサンタにキッスした)
- Au royaume du bonhomme hiver(Walking in a Winter Wonderland)
- C'est Noël, joie sur la terre(Amazing Grace)
【関連記事】